マドンナ(52)がスポーツトレーナー兼俳優、カルロス・レオン(45)との間にもうけた長女ローデス・レオンちゃん(14)が昨年、母マドンナの出資により、『Material Girl』というガールズ・ファッションブランドを立ち上げ、堂々デザイナーデビューを果たしていたが、今度はメイキャップ商品『Material Girl Beauty』を立ち上げたという。
14歳という年齢は、まだ化粧そのものも知らない、もしくは薄化粧を覚え始めたくらいの年頃のはずだが、「ポップの女王」マドンナを母に持つローデスちゃんの場合は格が違った。自らプロデュースしたメイキャップ商品のラインアップを、このほど発売したのだ。
2日、ニューヨークのデパート『メイシーズ』にプロモーションのため現れたローデスちゃんは、『Material Girl』の水玉柄の赤いトップスに、破けたデニムのミニショーツ、『ドクターマーチン』のホワイトのショートブーツを合わせ、赤いヴィヴィッドなリップスティックという姿。トレードマークのゲジ眉はそのままであるが、そこはご愛嬌としよう。
アイシャドウ、リップグロス、ネイルカラー、ボディローションやボディウォッシュなど、ポップでキッチュなキャンディカラーで彩られた商品はいずれも7~12ドルのリーズナブルな価格帯で、今月15日から『メイシーズ』の店頭などで発売されるという。
デザインをする時には、いつも母マドンナと意見が一致するわけではないというローデスちゃん、AP通信社のインタビューに、こう答えている。「ママとファッションのことで衝突するのは、毎日よ。“ママ。これは着ない方が良いわ。”と私が言えば、ママは“ローラ(ローデスちゃんの愛称)、これは着ないほうがいいわ。”と言い返してくる。多くの場合、お互いの言うことを聞かないでいることがほとんどね。たまにしか意見が合わないから。」
しかし、『Material Girl』ブランドのデザインに関して言うと、80年代のポップクイーンだったマドンナよりも、ティーンエージャーのローデスちゃんの意見が勝るようだ。「デザインするときは、私の意見が勝つわ。私はいつもママに“これが今流行っているものよ。これが今の子供達がやっていること。もしこれを取り入れなければ、ダサいデザインになるわ。”と言うと、たいていママは私の言うことを聞くわ。」
それではママの他に美のインスピレーションを受けるセレブは?という問いには「クリスティーナ・ヘンドリックス(TVドラマ『マッドメン』)のメイクが素敵。ミラ・クニスもね。」「キム・カーダシアンはメイクの量がハンパじゃないけど、彼女はグレートだと思う。」とのこと。
これまではマドンナの「ミニ・ミー」と言われていたローデスちゃんだが、母の影響を受けながらも自分らしさを徐々に確立してきているようだ。ただ14歳でメイクをベッタリ塗って学校にご登校、というのもいささか興ざめではあるが、そこは映画界で活躍を夢見るティーンが競って入りたがる、NYの有名芸術系学校に通っている彼女だからして、周りはやはりメイクをしてくる同級生ばかりなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)