今月20日に行われる予定の、リアリティTVスターのキム・カーダシアン(30)とNBAニュージャージー・ネッツのクリス・ハンフリーズ選手(26)との結婚式。このほど、式で出されるウエディングケーキの詳細が明らかになった。彼らのケーキは、去る4月29日に行われた英王室のウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウエディングで出された、あの8段重ねのエレガントなケーキに似せたものになるというのだ。
つい先日も、キムが結婚式の招待客向けのギフトとして、オリジナル香水をプロデュースしたことをお伝えしたばかりだが、今度は彼女こだわりのウエディングケーキの詳細が明らかになった。
先月29日に、婚約者のハンフリーズ選手や、ママ+マネージャーのクリス・ジェンナーを伴って、ロサンゼルスのベーカリー『Hansen Cakes』にケーキの試食に訪れていたキム。そこで彼らはハレの日を祝うケーキを選んだというが、キムはケーキのデザインに、英王室のウィリアム王子とキャサリン妃が4月29日の結婚式の際に招待客に供したロイヤルウエディングケーキに似たものが欲しい、と要求したという。
ウェストミンスター寺院での厳粛な式の後に、バッキンガム宮殿で650人の招待客を招いて開かれたウィリアム王子とキャサリン妃の結婚パーティ。そこで披露されたケーキは、8段重ねのフルーツ・クリームケーキで、エレガントなホワイトのパイピング(ひも飾り)が施されたもの。ポール・マッカートニーが毎年クリスマスケーキを注文することで知られる、英菓子職人のフィオナ・ケアンズさんが5週間かけて製作したものだ。
キムとハンフリーズ選手のケーキは、ロイヤルウエディングよりも350人も多い、1000人という破格の数の招待客を招いているためか、ロイヤルウエディングの「8段重ね」を上回る、「10段重ね」のホワイトケーキで、チョコレートチップのアイシング、白と黒のデコレーションが施してあるデザインになりそうだとのこと。気になるお値段の方は、1万5000ドルから2万ドル(117~150万円)になりそうだというから恐れ入る。
芸能誌『Us Weekly』では、当の英ロイヤル菓子職人のケアンズさんに、「キムとハンフリーズ選手のケーキがあなたのケーキに似たデザインになるそうですが?」と質問をぶつけたようだが、返って来た答えは、「エキサイティングだけど、ちょっとストレスフルね。」だったとか。8段重ねでも5週間かかったというロイヤルウエディングのケーキだが、キムの場合、式まで日はあまりなく、注文を受けたベーカリーも「10段重ねのロイヤルウエディング風ケーキ」の作成は、さぞ大変なことだろう。
それにも増して、驚くのはキムの「何様なつもり?」なプリンセスぶり。ロイヤルウエディング風のケーキを選ぶということは、自分たちが「ロイヤルカップル並みに高貴なお方」と思ってのことなのだろうか? ウエディングは全ての女性をゴジラのようにワガママに吠える「bridezilla(ブライジラ)」に変えるというけれど、キムの場合、行き着くところまで行った感がある。
しかもこのウエディングの様子は、『E!』ネットワークで『Kim’s Fairytale Wedding: A Kardashian Event』というタイトルの特番として10月9日と10日の2日間、式準備の風景や舞台裏の様子も含め、実に4時間に渡って放映されるというのだから、もう目が「テン」である。でもきっと全米のお茶の間の人々は、なんだかんだ文句をいいながら、「カーダシアン・マジック」にだまされて、見てしまうことであろう…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)