元祖トップアイドル、ヴァニラ・アイス（42）が、現トップアイドルで絶好調のジャスティン・ビーバー（17）に痛烈な警告をして話題になっている。

名曲『Ice Ice Baby』を覚えている方も多いだろう。この超ヒット曲をかっ飛ばしたのは、1989年に鮮烈なデビューを飾り一気に世界のトップアイドルにまで上り詰めたヴァニラ・アイスである。ヴァニラはニュースサイト『Huffington Post』の取材に応じ、次のように述べている。

「俺が『Ice Ice Baby』をリリースしたのは16歳の時だぜ。1億枚以上もレコードを売って、まるで週末が3年以上も続いてる、そんな気分だったさ。自分が何者なのかさえ分からなくなってたよ。俺の人生の目的って何なんだろうって感じ。ビーバーもきっと、何年間かは終わらない週末ってやつを経験してるんだと俺は思うね。」

音楽のみならず映画もヒットしたジャスティンだが、その彼もほんの数年で過去の人になるだろうという苦々しい警告もある。

「子供なのにすごい成功をおさめたんだろうけど、じきにまた新しいスターが現れてジャスティンも忘れ去られるさ。」
と続けるヴァニラであるが、『Ice Ice Baby』がヒットしたのは実は彼が16歳ではなく23歳の時なのだそう。いずれにしても、約20年前にスーパーアイドルだった彼を覚えている洋楽ファンは多く、その名曲『Ice Ice Baby』は何度もリメイクされながら、いまだに新鮮な響きでファンの心を魅了し続けている。一発屋という代名詞で揶揄されジョークのネタにばかりされているヴァニラ・アイス。だが無数にいるミュージシャン志望の若者らが一度も日の目を見ることなく終わってしまう現実を考えると、彼の残した功績は素晴らしいと言わざるをえない。

一方ジャスティンはTwitterで「僕は永遠に生き続けるつもり。これまでのところは順調だね。」と強気の発言。さらに7月22日に19歳の誕生日を迎えたばかりの恋人セレーナ・ゴメスに向けて、「誕生日おめでとう。スペシャルな一日になるぜ。」とカッコいいメッセージも残している。まだ17歳という年齢ですでに名誉も富も手に入れてしまったジャスティンであるが、20年後はどうなっているだろう。「お前も俺と同じように忘れられるぜ」などとティーンアイドルに警告しているか、それとも現役シンガーとして今と変わらぬ活躍をしているか。これからも音楽に対する情熱を忘れることなく、ずっと素晴らしい音楽を作り続けてほしい。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）