2001年から活動を続けているドイツのスーパーバンド、トキオ・ホテル。レディー・ガガをはじめとする海外アーティスト達同様に、被災地をサポートする活動を精力的に続行中だ。
超美形双子であるビルとトム・カウリッツ。彼らとゲオルグ、グスタフというメンバー4人で構成するドイツのバンド、トキオ・ホテルに世界中から大きな注目が集まっている。2005年に『Monsoon』でメジャーデビューし一躍スターになった彼ら。2008年には全米デビューも果たし、それに伴い英語版アルバムも発売された。ヨーロッパ各国では特にティーン世代に絶大な人気を博し、フランスなどでは選択外国語授業にドイツ語を選ぶ学生が急増したという。そんな彼らが、日本の被災地に熱いエールを送り続けている。
大震災後まもなく、メディアを通じて被災地に応援メッセージを送ったのがビルとトム。「君達のことを考えているよ。オンラインでできることを、いま模索中だから。どうか心を強く持ってほしい」という彼らの力強いメッセージ通り、バンドの缶バッジセットを早急にプロデュースしたトキオ・ホテル。「TOKIO HOTEL FOR JAPAN」というタイトルで作られたこの商品の売上金は、日本の赤十字社に寄付されることになっている。
そもそも日本でのブレークが遅すぎたのはなぜだろう。トキオ・ホテルを知らない方は、ぜひ『Monsoon』を聴いてみていただきたい。しっとりとしたメロディーが日本人の心に響くと感じるのは記者だけだろうか。超大物アーティストらの陰で、日本ではまだ大ブレークとまではいかないバンドや歌手達も、一生懸命に日本をサポートしようと取り組んでくれている。バンド名にTOKIOという名をもつ彼らの音楽と活動に、今後ますます注目していきたいと思う。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)