数々の問題行動が原因で、主演していた『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』の主役をクビになっていた問題児俳優チャーリー・シーン(45)が、新たなシットコムに出演契約を交わしたと言われている。しかし、放映TV局が決まっておらず、前途多難のようだ。
『ハーパー★ボーイズ』を放映していたCBSが見捨てた問題児チャーリーを、また「使いたい」という勇気ある会社が現れた。TVドラマ『MAD MEN マッドメン』や『Weeds ~ママの秘密』などの制作を手がけて来たライオンズゲート社と、チャーリーが新たなシットコム出演の契約を結んだことを、米芸能サイト『RadarOnline』が伝えた。
新シットコムでは、『ハーパー★ボーイズ』でシーンが演じた「チャーリー・ハーパー」に近い役柄が用意されるが、よりきわどく下品なものになるそうだ。初めは10話を制作し、視聴率が良ければ90話まで契約が延長される予定だというが、ライオンズゲート社側からは、正式な発表はまだ出ていない。
それもそのはず、水面下でこのシットコムを放映したいTV局の入札競争が繰り広げられているとされるが、ケーブル局のTBSがフロントランナーであると伝えられたものの、TBS側はこの噂を完全に否定している。
アルコールやドラッグの乱用による数々の奇行で『ハーパー★ボーイズ』をクビになり、その後も同番組を制作するワーナー・ブラザース社とプロデューサーのチャック・ローレ氏を相手取り約1億ドル超の賠償金支払いを求める裁判を起こしているシーン。TV局側からしてみても、シーンを使うにはリスクが大きすぎ、二の足を踏んでしまうのだろう。
私生活では、自宅で「同棲」していたポルノ女優のブリー・オルソン、マリファナ専門誌モデルのナタリー・キンリーという「2人の女神」に捨てられてしまったシーン。『ハーパー』で得ていた1話出演につき約200万ドル(約1億6000万円)という破格の出演料収入を失い、前妻2人の子供達への養育費がかさんで、豪邸も売りに出さなければならないほど懐が寂しくなっていると言われている。前途多難なシーンだが、TVカムバックが実現するのはいつになる?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)