23日夕方、英ロンドンで死亡した人気シンガーのエイミー・ワインハウス(享年27)だが、彼女が自宅で倒れ発見された際の状況が、明らかになった。
ワインハウスが亡くなる日まで住んでいた自宅は、北ロンドン、カムデンスクエアにあり、3階建て、寝室が5部屋もあって時価250万英ポンド(約3億1900万円)もする豪華アパート。芸能サイト『TMZ』にワインハウスの代理人が明らかにした情報によれば、彼女が倒れていたのは自分のベッドだった。本人が「眠りたいの」と言って横になった後、セキュリティーガードが起こしに来てみたら、ワインハウスはすでに息をしていなかったそうだ。セキュリティーガードはとても驚き、すぐに通報したという。
その後すぐに救急車が駆けつけたが、その際『TMZ』によれば、彼女は「生命の兆候があった」ということだ。どんな「兆候」があったのかは明らかにされていないが、救急隊員がワインハウスを搬送しようとしたものの、時遅く、彼女はその場で息を引き取ったようである。同日の午後8時45分、ワインハウスの遺体はワインレッド色のボディバッグに納められ、駆けつけた大勢のファンやパパラッチが見守る中、自宅から安置所に運ばれた。
英大衆紙『Mirror』では、ワインハウスの隣人が見聞きした話を次のように伝えている。「土曜日の3時30分頃でした。隣から泣き声が聞こえたんです。誰かが死んだことを悲しんでいるような恐ろしい泣き声でした。そしてすぐに救急車と警察の車が到着したんです。」
英ロンドン警視庁では、ワインハウスの死の原因について、次のような声明文で説明している。「現在の段階では、死の原因は“説明出来ず(Unexplained)”で、この件に関して逮捕者などは出ていない。」しかし捜査は「ドラッグのオーバードーズが原因ではないか」との疑いをもとに進められているという。ワインハウスの検死は25日月曜日の午前中に予定されているとのこと。早すぎる彼女の突然の死に、ファンをはじめ各界に衝撃が広がっている。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)