PLAYBOY創刊者のへフ爺ことヒュー・ヘフナー氏(85)が、先月プレイメイト、クリスタル・ハリス(25)に結婚式をドタキャンされて以来初めてTVトーク番組に出演し、「クリスタルに逃げられたことは想定外だった」など当時の状況と、現在の心境などを語った。
ヘフ爺はCNNのトーク番組『Piers Morgan Tonight』に14日、ゲスト出演。まずは11日頃にツイッターで流れた「ヘフ爺が心臓発作で死去した」という根も葉もない噂について、「この通り生きてぴんぴんしているぞ。」と笑いながら否定した。
そのヘフ爺が初めて率直に語った、クリスタルの「心変わり」についてのいきさつはこうだ。「本当の問題は式の1か月前から起き始めていたようだ。その頃プレイボーイのイベントでロンドンに一緒に行ったのだが、その時からすでにおかしかったように思う。その後、クリスタルがデビューシングル(『Club Queen』という新曲)を出す準備を進め、彼女はそちらに集中するようになったこともあり、式がとても近くなるとさらに何かがおかしくなってきた。でも、クリスタルに逃げられたのは想定外だった。本当にこんなことになるとは、思ってもいなかったよ。」
ヘフ爺は、クリスタルの前の恋人だったセクシータレントのホリー・マディソンが、ヘフ爺との結婚を希望していたのにもかかわらず、彼女とは結婚という道を選ばなかったという過去がある。「ホリーのことがあったからこそ、クリスタルに対しては、コミットメントをする用意があり、結婚を続ける努力をしたかったのに。」とヘフ爺は明かす。
どの時点でクリスタルが「結婚式までもたない」と気づいたのか、との質問には、「式の1週間前に、一緒にジャズフェスティバルを見に行って、プレイボーイマンションに帰って来た晩だった。クリスタルは私達2人の“関係”そのものではなく、“結婚”ということについて問題が生じたと言い始めた。そこで私は、もし“結婚”が問題なら“関係”の方が大事なんだから、結婚は辞めようか?と聞いたんだ。しかしその後にもっと大変なことが起きてしまった。」とヘフ爺。クリスタルは翌日、マンション恒例の「日曜ムービーナイト」イベントに一旦は参加したものの、途中で黙って退出。まとめてあった荷物を手に、ヘフ爺には知らせずにマンションを出て行ってしまったのだという。
「結局、最初からクリスタルはあなたを騙したんじゃないですか?」とのホスト、ピアース・モーガン氏のずばりな問いかけには、モーガン氏が使ったフレーズ「took you for a ride」の答えとして「そうとも言えるかもしれない。でも騙されたとしても、とても良い乗り心地(pretty nice ride)だったよ。」とウイットに富み、かつ下ネタな答えでかわしたヘフ爺。「とても良い2年半だったし、もし全てがフェイクだったとしたら、クリスタルは大変うまくやったと思う。」とも。
収録スタジオには、クリスタルの「後釜」として迎えた恋人、アンナ・ソフィア・バーグランド(25)と、シェラ・ベチャード(27)というブロンドのプレイメイト2人を同伴して現れ「ワシは今ちっとも気の毒じゃないぞ。結婚せずにいる今の方が、全然良い状態にある。」とうそぶいてみせたヘフ爺。花嫁に土壇場で逃げられても、「永遠のプレイボーイ」は実に率直、かつ爽やかでウイットに富んでいるのであった…。脱帽である。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)