故マイケル・ジャクソンの忘れ形見、長女のパリス・ジャクソンちゃん(13)は、大好きだったパパと同じく、パパラッチを避けられない運命にあるらしい。彼女の写真を撮ろうとした2人のパパラッチが、信号無視などの交通違反で警官に手錠をかけられ、厳重注意される事件があった。
12日、パパラッチカメラマンのグループが、パリスちゃんが乗っている自動車を、カーチェイスばりに追いかけるというちょっとした事件が起きた。赤信号を無視し、かなり無鉄砲な運転でパリスちゃんの写真を撮ろうと追いかけた彼らのうち、2人がロサンゼルス市警の警官に手錠をかけられ、厳重に注意された。
パリスちゃんらにけがはなく、彼女の兄弟であるプリンス君(14)、ブランケット君(9)は車に同乗していなかった模様だ。車を運転していたのが誰かは明らかになっていない。09年6月に亡くなったマイケル・ジャクソン(享年50)の3人の遺児は、現在サンタモニカの北にあるエンシノにある家で、マイケルの母キャサリンさんにより育てられている。以前から習っている空手に加えて、最近は3人とも「演技をすること」に興味を持ち出しているといい、アクティングのクラスに通っているそうだ。
芸能サイト『TMZ』によると、今回の事件でロス警察は、パパラッチの無鉄砲な運転を直接見ていないという理由で彼らを逮捕せず、出廷通告なども行われなかった。また、「証拠不十分」によりロサンゼルス市司法局検察に対する犯罪報告も行われなかったという。しかし警察が記録を取ったので、今後パリスちゃんが彼らを民事裁判で訴えようと思えば、訴えることができる。
最近では行き過ぎたパパラッチによる事件が相次いでいて、セレブ達も対策にいろいろと頭を悩ませている。パリスちゃんも、かの偉大な「キング・オプ・ポップ」を父に持ったばかりに、13歳にしてこんなもめ事に巻き込まれ、さぞかし頭が痛いことであろう。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)