TVドラマ『ゴシップガール』などで知られる女優のケリー・ラザフォード(42)は、2人の子供をもうけたドイツ人の元夫と泥沼の離婚訴訟の間、ニューヨークでホテル暮らしをしていたというが、このほどめでたくマンハッタンのアパートに入居が決定した。15歳の飼い犬、オリヴァー(写真)の同居ができるかがネックだったが、特別に入居が許可されたということだ。
『ゴシップガール』では、女優ブレイク・ライブリー演じる主役セリーナの母親で、複数回離婚を繰り返すニューヨーク社交界の花、「リリー」役を演じるラザフォード。私生活も役柄に似て波瀾万丈だ。2人目の夫、独ベンチャーキャピタリストで億万長者のダニエル・ギエルシュ氏(38)とは長男エルメス君(4)をもうけたものの、第2子の長女へレナちゃん(2)を妊娠中に離婚を申請。その後ヘレナちゃんを出産したことも、ギエルシュ氏には知らせなかったほど彼を避けていたラザフォード。ギエルシュ氏は長女が産まれたことを、ネットで知りかなり不愉快に思ったという。その後2人は親権などを巡って醜い法廷争いを繰り広げた。
2人の子供を抱えて仕事をしながら、ホテル暮らしを続けるシングルマザーのラザフォードの支えとなっていたのが、犬のオリヴァーだ。「オリヴァーは素晴らしいわ。とても保護者的なのよ。」と『People』誌に語ったラザフォード。「彼は牧牛犬だから、いつも私と子供達を先導してくれるのよ。とってもキュート。」
ニューヨークでオリヴァーが駆け回れるオープンスペースの一つが、セントラルパーク。首輪からリーシュを外すと、いつも公園にいるリスを追いかけに行くという。「家」に帰ると、夜はベッドに入る前におやすみ、とばかりに「ワン」と鳴いてから寝るといい、「彼はとてもジェントルマンなの。」とラザフォードは目を細める。
そのラザフォードが離婚後、『ゴシップガール』の物語上の舞台でもあるアッパー・イーストサイドにアパートを借りることにした(写真右上)。寝室が2部屋、浴室が2部屋で、ひと月の家賃が1万500ドル(約84万円)と破格の物件だが、4歳児と2歳児の子供を抱えてホテル暮らしをするよりも、ずっと良いものだろう。しかし、ネックは高級不動産である物件を管理するブローカーが、ペットの入居を許可するかどうかだったという。
しかし、『NYポスト』紙によると、このほどオリヴァーの同居に無事ゴーサインが出たそうだ。彼の「ジェントルマンぶり」が評価されたのか理由は定かではないが、ラザフォードは「オリヴァーを飼うことは喜びをもたらしてくれる。彼は私にいつもスマイルをくれるの。」と飼い犬に無条件の愛情を注いでいる様子。NYの弁護士、マーカス・エルンストさんという新しいボーイフレンドも出来、現在デートを楽しんでいるというラザフォード。ニューヨーク暮らしの拠点も安定し、生活も軌道に乗って来たようである。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)