先月14日に女優ナタリー・ポートマン（30）が産んだ長男の名前が明らかになった。一風変わったユニークな名前で、なかなか推測しづらいものだというが…。

ポートマンは、先月14日に映画『ブラック・スワン』の撮影で出会ったニューヨーク・シティ・バレエのプリンシパルダンサー兼振り付け師、ベンジャミン・ミルピエ（34）との間に、第1子となる男児を出産。私生活をあまり明かしたがらないハリウッドのセレブは数多いが、彼女もその一人。産まれたのは男の子というだけで、出産についての詳細は全く明らかにされていなかった。

ところが、ここにきてポートマンの出身国イスラエルのTV番組『Good Evening with Guy Pines』や、新聞『Israel Hayom』などが、赤ちゃんの名前が「アレフ（Aleph）」であると伝え、『People』誌も事実を確認した。姓は両親のものを連ねて、「ポートマン・ミルピエ」とし、「アレフ・ポートマン・ミルピエ」がフルネームとなる。

「Aleph」はイスラエルの公用語、ヘブライ語の最初のアルファベットの一文字で、英語の「A」にあたるもの。「Alef」とも綴られる。「指導者」や「神の不変性」などを意味し、ユダヤ教の神秘思想「カバラ」では、「全ての数字を持つ原始のもの」と訳されるという。

イスラエルの首都エルサレムで本名「ナタリー・ヘルシュラグ」として産まれたユダヤ人で、アメリカとイスラエルの二重国籍を持つポートマン。「私の心はエルサレムにあり、そこが私の家」と以前語った通り、自身のルーツには思い入れが大きく、赤ちゃんの名前もそこからインスピレーションを得たようだ。それにしても崇高な名前の赤ちゃんであるが、ハーバード大卒の才媛でオスカー主演女優賞の母と人気バレエダンサーの父を持つ恵まれた赤ちゃん。両親の才能を余すところなく受け継ぎ、かつ器の大きい男性に育つよう、両親の願いが込められた名前であろう。ポートマンとミルピエという美形の両親なら、さぞかし可愛い赤ちゃんなのだろうが、早くご尊顔を拝んでみたいものだ。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）