歌姫マライア・キャリーの大ブレークを振り返る際、この人なしでは語れないのが当時CBSレコードの社長であった元夫、トミー・モトーラ氏（61）である。彼の嫉妬深さが原因でマライアとの結婚生活は破たんしたが、3人目である現在の妻とは順調、このほど男の子が誕生した。

ニューヨークで働きながらデモ・テープをあれこれと作り、歌手としてのデビューを夢見ていたマライアにチャンスを与えてくれたのが、音楽業界の超大物であるモトーラ氏。彼のお墨付きとして1990年に “Vision Of Love” でデビューし、93年にはアルバム “Music Box” がメガヒット。ついに世界で通用する歌姫となった。

先の妻リサさんとは、90年に結婚19年目で破局していた同氏。20歳もの年齢差を乗り越え93年にマライアと結婚するが、その美しさを独占したいあまり嫉妬深くなり、98年に離婚した。

そんな彼も、現在すでに60代。3人目の妻はメキシコ出身の歌手タリア（39）で、2人は2000年に結婚し、07年10月には長女サブリナ・サカエちゃんが、そしてこの25日に長男マシュー・アレハンドロ君が誕生した。

マライアがモトーラ氏との離婚後に精神面で不安定になってしまったことは周知の事実だが、モトーラ氏も若い自慢の妻への嫉妬に狂い、さらに妻が逃げるように出て行ったことに気が狂わんばかりだったという。人生、時が解決してくれることはやはり多いもの。現在は互いの幸せを心から祝福していることであろう。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）