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大学では、授業に出席しなくても単位さえとれば良い講義もあれば、出席日数が足りないと単位がもらえない講義もある。そこで蔓延るのは「代返」である。
近年は学生証をスキャナにかざすことで、出席とみなされるが、代返をしようと思えば、友人に学生証を預ければ済んでしまう。
これを防止するために、アルファメディアでは富士通の特許を利用した代返防止技術を備えた出席管理システム試作機を発表した。
採用されたライセンス技術は、日本特許 特許第3354094号 「出席管理スキャナ装置」である。
この特許とは、学生による不正を防止するために開発された技術で、1枚の学生証と机に貼り付けられた固有の識別情報を1対1で対応付けることで、学生証の多重読み込みを防いでいる。
また、アルファメディアでは独自にスケルトンタイプのRFIDタグを採用し、学生によるいたずらや、タグの二重読み込みを防止するなどの工夫を凝らし、不正を働き難い雰囲気や環境を作り出している。
アルファメディアでは、小型・簡易・安価な代返防止機能付きの出席管理システムとして、同社の学生出席管理システム「かいけつ出席」に搭載し、2011年夏に販売を開始する予定である。
この種の不正防止は、学校と学生の知恵比べになりがちだ。途中まで講義に出席して、教授が後ろを向いた隙に、こっそり教室を抜け出る不届きな学生もいるだろう。
常時在籍確認を行う仕組みをさらに開発して追加すれば、絶対に逃げられない強固な「代返防止システム」になるものと思われる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)