writer : techinsight

ジャパンマテリアル スクロールボタンを親指側に配置した光学式エルゴノミクスマウス「コントア マウス」を販売

デスクワーカーの慢性的な疲労の原因のひとつが、手に合わないキーボードやマウスの長時間使用である。
人体の構造にフィットしたエルゴノミクスというデザインが提唱されてきているが、美的センスとのズレの前にあまり普及していないのが現状だ。
そこで、今般、ジャパンマテリアルが発売する光学式エルゴノミクスマウス「コントア マウス」は、伝統的に中ボタンと兼用されていたスクロールボタンを親指側に持ってきて、指操作の負荷分散を図ったユニークな製品である。

個人ごとに違う手のサイズに合わせられるよう、右手用にS/M/L/XLの4サイズ、左手用にS/M/Lの3サイズをラインナップする予定となっている。

また、通常のマウスに比べてサイズが大きく、マウス上部に手のひら全体を軽く乗せ、手首を机上から少し浮かせた状態で使用する。

カーソル移動は手の重みで滑らせるように、クリックはすべての指を伸ばしたままでもっとも力のかけやすい指の第二関節付近で実行できる。

マウス使用時に手・腕にかかる負担を最小限に抑えることで、痛みや疲労を軽減し、腱鞘炎や手根管症候群などの症状を予防・抑制する。

マウス上部は手のひらと指のカーブに合わせて設計されており、マウスの上で自然に手を休めることができる。

最大の特徴は、マウスの側面に親指ホイールとシーソーボタンが配置されていることである。
シーソーボタンでブラウザ画面の「戻る」「進む」を操作できる。

さらに、小指側にむけて17度の傾斜をつけることで、手首からひじに位置する2本の前腕骨のねじれを抑止し、周辺の筋肉への負担を軽減することができる。

一般にキーボードのデザインについては、いかにエルゴノミクスに配慮されていても、普段使っているキーボードでブラインドタッチができる快適さを手放すユーザーは少ないが、マウスはとにかく疲労度の少なさを重点に置いて選ぶことができる。

特に慢性的な肩こりや手首の痛みで悩んでいるユーザーは、導入を検討してみてもよいのではないだろうか。

発売日は、2011年6月22日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)