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インターコム 在宅勤務社員の端末統制と勤務状況管理を強化する「MaLion 在宅勤務管理システム」提供開始

2011年の震災後、急速に普及が推進されつつある在宅勤務であるが、必要なソリューションは多く存在するものの、情報管理の徹底という点では、不安な部分が多く残されていた。
そこで、今般、インターコムは、企業の情報漏洩対策とIT資産管理を1パッケージで総合的に支援するクライアントPC運用管理ソフト「MaLion 3(マリオン スリー)」の連携ソリューションとして、在宅勤務社員への徹底した情報管理を実現する「MaLion 在宅勤務管理システム」を販売開始した。

今回発売された「MaLion 在宅勤務管理システム」は、「MaLion 3」と新オプション「MaLion Gate」を活用することで実現したソリューションである。

情報管理の徹底のためには、クライアント端末の挙動やユーザーの操作を監視する必要があるが、在宅勤務者の端末にまでは管理が及びきれなかった。

「MaLion Gate」によって、自宅から社内ネットワークにアクセスする在宅勤務社員に対して、社内勤務の一般社員と同様に「MaLion 3」によるクライアント監視体制を敷くことができる。

在宅勤務社員は普段自宅で使用しているインターネット接続回線をそのまま利用でき、「MaLion Gate」を接続するだけで社内ネットワークへの安全なアクセスが可能になる。

企業の各拠点(LAN)にそれぞれ「MaLion Gate」を設置することで、あたかも同一のLANであるかのように拠点間のネットワークアクセスを安全に行うことができる。

私物PCを使って社内LANにアクセスしようとしたときには、これは判別して接続を拒否し、許可された端末のみを接続可能にすることで、自宅にいても公私の区別を付けて、業務に専念させることができる。

機能は大きく5つに分かれている。

第1には勤務状況の管理である。これはPCの起動やWebアクセス、送受信メールなどのログの解析により、在社社員と併せて管理することができる。

第2には、社内データ資産の安全な活用である。
VPN経由で社内のデータ資産を在社時と同じように、自在かつ安全に利用しながら協調して業務を継続することが可能だ。

第3には、情報漏洩対策である。
在宅勤務者のPCのあらゆる操作ログが取得・記録され、漏洩時のフォレンジックに対応することができる。

第4には、アプリケーションの適正な管理である。
在宅勤務者のPCのインベントリーを収集することで、未許可のアプリケーションのインストールを監視し、不正取得したソフトウェアのインストールなどでコンプライアンス違反にならないよう管理することが可能だ。

第5には、リモートアシスタンスである。
在宅勤務者のPCにトラブルが発生した場合、管理者は社内の自席PCからリモートアクセスして、トラブルの対処を行うことができる。

インターコムでは、今回の「MaLion Gate」を中核とする関連プロダクトと連携したソリューションについて積極的に展開していくとしている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)