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OKI PCベースで本格的な映像音声品質を持つPC型ビデオ会議システム「Visual Nexus ver5.0」発売

OKIは、PCベースの機動性と本格的な映像・音声品質を併せ持つPC型ビデオ会議システムの最新バージョン「Visual Nexus ver5.0」の販売を開始する。

本バージョンでは、ビデオ会議に不慣れなユーザーでも直感的に扱えるよう、操作性とユーザーインターフェースを強化している。

今回の大震災で、IPネットワークインフラのダメージが比較的少なかったことから、事業継続計画上の生命線の一つとして、在宅勤務や遠隔地間会議などの導入機運が高まっている。

さらには、社員研修や社外向けのセミナー、相談業務での利用も増え、会議だけでなく様々な連絡手段として企業でのビデオ会議の利用頻度はますます増加している。

しかし、従来のビデオ会議システムでは、専用の機器が会議室に据え付けられているため、外出先や自宅から活用することはできず機動性に欠けていた。

一方、安価かつ容易に導入できるWeb会議は、映像、音声の品質がビジネスユーザーの要求水準に見合わないなどの問題がある。

そこで、「Visual Nexus」は、PCの機動性を持ちながらビデオ会議専用機レベルのHD映像、音声品質を有する高性能のビデオ会議システムとして、「Visual Nexus ver5.0」では、だれでもひと目で使える操作性を実現した。

最大16画面まで表示可能な多画面分割機能やプレゼンス機能、データ共有などのほか、SD/HD端末が混在する環境にも対応している。

「Visual Nexus」を導入することで、オフィス内はもちろん、自宅や出張先からも、「いつでも、どこでも、誰とでも、セキュアに」音声・映像・データを使ったコミュニケーションが可能になり、離れた拠点間との情報共有と素早い意思決定を支援する。

本バージョンでは、ビデオ会議の主要操作を直感的に行えるように資料共有などの複雑な操作がシングルオペレーション(1回の操作)でできるようになった。

会議への参加には、会議名や通話したい拠点名を選択してクリックするだけの操作で会議が開催される。

また、資料を共有する場合は対象の資料のアイコンを画面上にドラッグ&ドロップするだけで、すべての拠点への共有が開始されるため、会議の進行を滞らせることなくプレゼンテーションを行うことができる。

さらに「Visual Nexus」のプレゼンス機能により、各参加者や関係者の在席状態をリアルタイムに把握しつつ、会議の開催中にほかの参加者の追加召集をする操作もシングルオペレーションで行える。

ソフトウェア製品としての出荷時期は、2011年7月7日。アプライアンス製品としての出荷時期は2011年8月15日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)