人気ドラマ『アグリー・ベティ』のベティ役で知られる女優のアメリカ・フェレーラ（27）が、学生時代から長年交際していた、映画監督のライアン・ピアーズ・ウィリアムズ（30）さんと結婚式を挙げた。

『アグリー・ベティ』では、歯にブレイス、太い眉毛に赤縁のメガネをかけ、ぼさぼさの髪でファッションセンスのかけらもない「醜いベティ」に変身したフェレーラ演じる主人公が、ファッション業界という見た目を重視する世界に飛び込み、様々なトラブルを持ち前の明るさで乗り越えていくサクセス・ストーリーが大ブレイクした。

しかし素顔のフェレーラは、ホンジュラスからの移民を両親にもつラテン系であるところはベティとの共通点であるものの、「アグリー」という形容詞からはほど遠く、実際はグラマラスな美女。もちろん男性も放っておかないのである。ウィリアムズさんとフェレーラは、彼女が国際関係と演劇を学んだ南カリフォルニア大学時代に、彼が監督を手がけた学生映画に出演したことで知り合い、以後長年の交際を続けて昨年6月に婚約。2人は「バディ」という名のゴールデンレトリーバー犬を飼い、ロサンゼルスで同居生活を送っていた。

2人の結婚式は27日夜、『ベティ』の共演者で、ドラマの中ではずる賢いファッションエディターを演じ、ベティの「敵」のはずのヴァネッサ・ウィリアムス（48）が、ニューヨーク州チャパクアに所有する邸宅で行なわれたという。出席者リストには一流のスターがずらり。ウィリアムス本人はもちろん、女優のレベッカ・ローミンと夫の俳優ジェリー・オコンネル、そして映画『旅するジーンズと16歳の夏』でフェレーラと共演した女優ブレーク・ライヴリーも出席した。

フェレーラは、人気のブランド『Amsale Christos label』から、スカート部分にレースのティアーが6段もついたゴージャスなウエディングドレスを選び、『Fred Leighton 』のイヤリングを着け、手にはクリムゾンレッドの薔薇の花のブーケを手に持って、家族や親しい友人らが見守る温かな雰囲気の中で、結婚の誓いを立てたという。

交際について、公に語ることはあまりなかった2人だが、夫となったウィリアムズさんは昨年6月、サンダンス映画祭出品のインディペンデント映画の『The Dry Land（原題）』を監督し、そこにはフェレーラが出演した。同時期にスコットランドで開かれた「エディンバラ映画祭」に出席したフェレーラの左手の薬指に、ダイヤの婚約指輪が光っていたことから、婚約が明らかになっていた。

『アグリー・ベティ』は、制作放映を手がけるABCが昨年4月全米放送分でシリーズをキャンセル、その後ドラマを元にした映画が制作されるとの噂もあったが、立ち消えてしまった。ウィリアムズさんとは、「一緒に仕事をすることで情熱をシェアしている。」と『PEOPLE』誌に語っているフェレーラ。結婚を機に、さらに夫と仕事をする機会も増えるかもしれない。おめでとうございます！
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）