売れない芸人が極度の貧困に陥ると、何かの味を浸せばティッシュでも食べたくなる…などという話ではない。バービー人形の頭、そして紙はレディー・ガガ（25）の好物なのだ。

レディー・ガガは23日、CBSのトーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』に出演。そこである大事な「紙」を食べ、レターマンと会場の人々を仰天させた。

これまでのガガの奇想天外なエピソードについて、あれこれと聞きたがるレターマン。だがガガは行儀悪く組んだ足を揺らしながら、いかにもテキトーな返事を続ける。「ステージでバービー人形の頭を食べたことがあるんですって？」と尋ねられ、「いつも食べてるわ」とガガ。「ホントに？　ウソでしょう？　だってああいうのは有毒で…」と言われた瞬間にコトは起きた。

“ああつまらない！” といった顔のガガは、おもむろにレターマンの水色のメモ書きを取り上げ、それをビリッと引き裂く。「ホストのノートを引き裂いた出演者なんて前代未聞ですよ！」と嘆くレターマン。そしてガガの手には、A4サイズの3分の1ほどの紙切れが残った。

彼女はそれをクシャクシャと丸め、口へポイッと放り込むとひたすら咀嚼。ティッシュを差出し、「加工された紙なんて化学物質もいっぱい含んでいるんですよ。そんなの食べたら病気になっちゃいますから！　ほら、出して」と促すレターマン。ガガはその手を振り払い、コテッと後ろに倒れて動かなくなった。

死んだフリ？　いや、彼の言葉の一つひとつがあまりにも退屈過ぎて眠ってしまったのだろう。会場のお客さんを爆笑させるような楽しいエピソード、サプライズ・ニュースを抱え、それなりに気負って入ってくるサービス精神の多いセレブばかりを相手にしているトーク番組のホストにとって、ガガほど “やりにくい” 珍客はいないということだ。

YouTubeでもその様子が公開されているので、こちらからどうぞ。

（TechinsightJapan編集部　Joy横手）