数日前のこと、Hotな歌姫ケイティ・ペリーの母親が “信仰の回顧録” として本を執筆したが、その中で娘の音楽活動を卑猥だと批判していることをお伝えした。これに対してケイティがついに口を開いたが、母はやはりジャブを止めない。
「Vanity Fair」誌とのインタビューで、サンタバーバラの福音伝道師の家庭に生まれ、クリスチャン・スクールを卒業という宗教色の強い厳しいしつけに、やはり不満があったと漏らしたケイティ・ペリー(26)。
「読んでいいのは聖書だけだった。おまけにデヴィルド・エッグ(イースターに子供が楽しんで作る卵料理=ゆで卵の黄身を取り出し、マヨネーズ、マスタード、胡椒、ピクルス等を好みで混ぜて白身に戻し、パプリカをふることも)を楽しむのもダメだと言うのよ。子供時代なんて呼べるものはアタシには無かったわ。」
「だって母は、“Planned Parenthood(ホットラインで妊娠中絶や避妊の相談にのる女性の健康相談センター。全米各地にある)” のことを、ただの避妊クリニックだと批判しているような状態よ。本当に了見の狭い、固定観念で凝り固まった家庭よね。だからこそ私は違う人間でありたい。寛容で鷹揚な人間にね。」
米芸能誌『Star』によれば、母メアリー・ハドソンさんはこの件について、地元の教会で信者たちにこのように釈明していたそうだ。
「ケイティは誤解しています。娘のことを私達は誇りに思っているし、ごく普通の家庭でノーマルに育てたつもりです。マイリー・サイラスのケースと変わりません。親の思いとは裏腹に、スターを目指してそこを飛び出してしまう子はどこにでもいるものです。とにかく神を信じましょう。」
メアリーさんは神への信仰心にかけ、自分の正義と信念を曲げることはないであろう。母と娘の間にある “うちは普通の家庭”、“私の子供時代は異常” というギクシャク感は、しばらくは平行線で進むものと思われる。いずれケイティに娘が生まれて成長し、その大胆さに困惑するようになった時に、母の口ウルサイ教えがハタと心に蘇ればそれで良いのだ。
日本公演のため現在日本に滞在しているケイティだが、22日には夫のラッセル・ブランドが過去のいくつかの軽犯罪を理由に東京の入国管理局から強制退去を命じられてしまい、大変しょげている。心の支えは実家の家族と言いたい所であるが、しかし両親は娘の泣きごとにも「祈りを捧げなさい」と諭すだけであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)