主にWWFで活躍したイタリア系米国人の人気プロレスラー、“マッチョ・マン” ことランディ・サベージ(本名ランドル・マリオ・ポッフォ)が、フロリダ州にて58歳の若さで急逝した。
5月20日朝9時半ごろ、フロリダ州タンパの公道を走行中に心臓発作を起こしたサベージ。車は木に衝突し、「ラルゴ・メディカル・センター」に運ばれた後に死亡した。なお、同乗していた妻のリンさんは軽傷とのこと。
父も弟もプロレスラーというサベージは、1970年代前半まではマイナーリーグのキャッチャーであったが、1973年にプロレスラー・デビュー。得意のダイビング・エルボー・ドロップ、ダブル・アックスハンドルといった技、そして常にド派手なコスチュームが人々の目に焼きつき、“マッチョ・マン” の愛称と共にあっという間にリングの人気者になっていった。
それが証拠に2002年の映画『スパイダーマン』では、スパイダーマン(トビー・マグワイア)とプロレスの試合をする “Bone Saw McGraw” の役に選ばれ出演している。
幾度も対戦したハルク・ホーガンはサベージの死に、“10年の沈黙を破って、最近ようやくランディと連絡をとるようになっていたんだ。その矢先に…あまりにもショックだ。アイツはいつも生気がみなぎっていた。どうか天国のいい場所に安らかに眠ってくれるよう祈りたい。すごく寂しいよ” とツイート。ひどく肩を落としている様子である。
数々のレスラーが今、ツイッターなどを利用して追悼の意を寄せているが、「Just bring it!(かかってこい!)」でおなじみのレスラー、“The Rock”ことドゥエイン・ダグラス・ジョンソン(39)の、“あなたに憧れて大きくなりました。子供の頃の俺のヒーローはあなたでした” という言葉がとても印象的である。どうか安らかに眠って下さい。あの興奮を、あの熱狂をありがとう。
画像: wwe.comより。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)