食べ過ぎだが車の移動ばかりで運動は嫌い。ちまたに溢れかえる肥満児は米国の深刻な問題であり、彼らには楽しく運動してエネルギーを燃焼させるよう指導するしかない。そこにミシェル・オバマ大統領夫人がひと肌脱いだ。

3日、ワシントンDCにある「Alice Deal Middle School」に出向いたミシェル夫人。“Let’s Move” という、肥満撲滅および運動推進キャンペーンのプロモーションに一生懸命である。

グラウンドの片隅に大型の黒いマットが敷かれ、上には生徒が何人もスタンバイし、ファーストレディーは女性教師2名と共にマットの脇でやはりインストラクターに注目。ビヨンセの “Move Your Body” が流れ出すと早速慣れた手つき、腰つきでリズムを取り始めた。

「皆さん、ビヨンセはこの世で最も気に入っているパフォーマーの一人なの。実は彼女もこの “Let’s Move” キャンペーンの趣旨に賛同してくれて、専用のワークアウト・ビデオを1本作ると約束してくれたのよ。念願がついに叶ったわ。すごく楽しいビデオになりそうよね！」

ビヨンセとのコラボで、深刻な小児肥満の問題に頭を抱える米国の救世主となればたいしたものである。それにしてもファーストレディーが人前で腰をシェイクさせてご機嫌なあたり、さすがはアメリカと言わざるを得ない。折しも夫はビン・ラディン容疑者殺害の声明を発表した。どうしてこれが踊らずにいられるであろうか。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）