幼い頃から成績優秀で通って来た女優のエマ・ワトソン(21)。米国東海岸の名門のひとつ、ブラウン大学で学んでいたが秋からはよその大学へ転入する。 “いじめが原因” という説は代理人が否定していたが、いまだくすぶったまま。これにエマは相当心を痛めていたようだ。
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当初、エマはその理由について「ブラウン大学が好きだけれど、女優業と学生業をジャグリングするのが難しくなってきた」と語っていた。しかし複数のメディアが “いじめに遭っていた上に、普通の学生としてキャンパスライフを送るのが難しかった” と報じ、物議を醸していた。
エマの代理人は、その後のAP通信社の取材にいじめ説を否定し、ブラウン大学にはないコースを学ぶためであると理由を正し、ブラウンではたくさんの友人が出来たと述べた。だがいじめ説はなかなかぬぐい去れていない。この様子にエマは、ついに公式HPで「ブラウンの学友を悪者にしないで!」と訴えた。
“ファンの皆さんへ。ブラウンを離れ、別の大学で新しいセメスターを始めることについてあれこれ書かれているけれど、決していじめなどではないということを改めてお知らせしたいと思うわ。
この人生で一度もいじめに遭ったことはないし、もちろんブラウンでもないわ。「グリフィンドールに10点!(※)」なんていう事件も起きていないし。それなのにブラウンの学生たちは今、私をいじめてよその大学に追いやったように書かれて責められている。アンフェアなんてもんじゃないわ。
9月からのことについても、どうか勝手な詮索や憶測はやめて欲しいと思っているの。だって私自身、まだ色々なことを決断しかねているんだもの。私に限らず、3年めはどうしようなんて思案している学生がブラウンにはいっぱいいるのよ。いずれにせよ、私は米国で学ぼうと思っているけれどね。
そうそう、新しいハリー・ポッターの予告編は気に入ってくれたかしら? 私は『The Perks of being a Wallflower』という新作の撮影で、これからピッツバーグへ向かうのよ。優れた監督や共演者に恵まれて本当にラッキー、素晴らしい経験になりそうだわ。皆さんも元気でね! 愛をこめて―エマより”
立つ鳥跡を濁さず、である。これでエマも心おきなくブラウンから去ることが出来るはずだ。この世界、代理人があれこれ喋っても説得力に欠けることが本当に多い。本人がしかるべき手段できちんと説明する、これが時には大変重要だという典型例であろう。
(※)
ブラウン大学でのクラスでエマが発言すると、周りの学生が映画『ハリー・ポッター』で多々出てくる “グリフィンドールに●点!” というセリフを叫んでからかったという報道のこと。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)