従来、データの共有と管理については、部門別あるいは全社的なファイルサーバーをホスティングして行うのが一般的であるが、複数拠点におけるファイルの適切な管理は至難であり、クラウドへの移行が望ましいと言える。
今般、ソフトバンクテレコムは、企業向けクラウドコンピューティングサービス「ホワイトクラウド」において、データストレージサービス「ホワイトクラウド シェアードHaaS データストレージ」を2011年5月19日より提供開始する。
「ホワイトクラウド シェアードHaaS データストレージ」は、クラウド環境を利用し、必要なデータの記録・保存を、安全な環境のもとで行うことができるデータストレージサービスである。
「ホワイトクラウド シェアードHaaS データストレージ」は、ソフトバンクテレコムのデータセンター内で仮想サーバを利用する「ホワイトクラウド シェアードHaaS プレミアム」やコロケーションサービスとの接続が可能である。
ユーザーは分散したデータをまとめて本サービスに集約することによって、運用の負担を軽減することができる。
ソフトバンクテレコムは、これまでに提供を開始している「ホワイトクラウド」のサービスと「ホワイトクラウド シェアードHaaS データストレージ」を連携して提供することで、クラウドコンピューティングを利用するユーザーの効率的で信頼性の高いシステム構築に貢献する。
基本サービスでは、1TBのデータを保管できる。1TBを超える分の容量の増設など、運用はソフトバンクテレコムがユーザーの利用状況をモニターしながら行うため、容量の上限を心配する必要なく利用できる。
誤操作などに備えたデータの復元準備機能を基本サービス内で用意しており、基本サービスの中で「スナップショット」の機能を利用できるため、以前のデータに戻せるよう備えておくことも可能である。
利用料金は、初期費用が105,000円で、月額料金 73,500円(1TB)、従量料金 7,350円/100GBとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)