生活習慣病の予防と治療には、食生活管理が重要な要素を占める。主婦が楽をするための料理でもなく、好きな食べ物だけを食べるワンパターン料理でもなく、飽きずに美味しく食べられ続けられる献立作成が必要だ。
そんなニーズを支援するべく、NTTデータは、健康に関心のある消費者の食生活を応援するインターネット上のサービス「balanceonplus(バランスオンプラス)」 を2011年5月12日より正式にサービス開始する。
本サービスは食品メーカー、出版社、料理教室、大学等と連携し、当該事業者がインターネット上で公開するレシピ情報を組み合わせて、利用者の身体情報に基づいた理想的な栄養バランスの献立をレコメンドし、自分だけの献立作りを支援する、これまでにない新しいサービスである。
具体的なサービス内容としては、レシピ情報から栄養成分情報の自動算出を行い、連携企業が提供するレシピの食材や分量等の情報をもとに、栄養情報を自動算出する。
これは文部科学省の「五訂増補日本食品標準成分表」に基づいている。
また、献立の自動レコメンデーションとして、 個人の身体情報(年齢・性別・身体活動レベル)をもとに、理想の栄養バランスの献立がレコメンドされる。
これは、 厚生労働省の食事摂取基準2010に基づいている。
また、レシピの属性情報(カテゴリ(主菜・副菜等)やジャンル(和食・洋食等)、調理方法等)をもとに最適な組み合わせの献立がレコメンドされる。
これらの監修については、女子栄養大学の川端教授が行っている。
世の中には、好きなものだけを食べて、足りない栄養素はサプリで補えば十分と考えている人もいるが、必須栄養素は食物から直接摂るのが基本である。
ネットの向こうにいる管理栄養士のようなつもりで気軽に利用することで、家族の健康を守ることができるであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)