メンズファッション特化型検索サイト「服DB」を運営する株式会社ホワイトDBが2011年4月度、インターネット上でもっとも注目されたメンズ取り扱いファッションブランドのランキングを発表した。
ひと昔前と比べると、最近は男性が非常にオシャレだ。ジュリー(古い)がかぶっていたようなオシャレハットは、街中ではもうすっかり見慣れたし、タイツや“スカートのようなもの”を履きこなす男性を目にすることも珍しくなくなった。キメキメでオシャレすぎる男性はちょっと。。。という女性も少なくないようだが、男性のオシャレ加速は止まらない。
ところで世の男性たちはどんなファッションブランドに関心があるのだろうか?
株式会社ホワイトDBが発表したランキングによると、2011年4月度においてインターネット上で最も注目されたメンズファッションブランドは、1位ユニクロ、2位ビームス、3位ザラ、4位ナイキ、5位アディダスという結果になった。ユニクロとザラはいわゆる「ファストファッション」、ナイキ、アディダスは「スポーツブランド」だ。若者に人気といわれる高級海外ブランドは、それほど上位には入っていない。
検索エンジンでの検索回数やTwitterのつぶやき数等に基づいて算出されたこのランキングは、「好きなブランド」というよりも、いわば「求めているブランド」の情報。インターネット利用者の無意識のニーズを的確にとらえたランキングと言える。つまり、高級ブランドに憧れはあるが、現実には気軽に買えない高級ブランドよりも、手ごろで機能的、使い回しのしやすいファストファッションやスポーツブランドに注目しているということだろう。若者の堅実さが如実にあらわれた結果、と言えるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 小林由佳)