ボン・ジョヴィのギタリスト、リッチー・サンボラ（51）がアルコール依存症の治療のため、リハビリ施設に入所することが明らかになった。

4月30日の米ルイジアナ州ニューオーリンズを皮切りにツアーをスタートし、北米とヨーロッパで公演予定のロックバンド「ボン・ジョヴィ」だが、ここにきてギタリストのサンボラがリハビリ入所のため、ツアー参加を取りやめることになった。

サンボラはアルコール依存症の問題に過去数年の間悩んできたが、このほどツアー開始の直前の27日にリハビリ施設への入所を決心し、メディアに発表した。施設の場所は明らかにされていない。

サンボラがリハビリ施設に入所するのはこれが3度目で、07年にユタ州にあるリハビリ施設に、その後再度同じ年にロサンゼルスにあるUCLAメディカルセンターに入り、依存症への治療に取り組んでいた。

元妻の女優ヘザー・ロックリアの親友だった女優デニス・リチャーズと不倫関係になり、それがヘザーにバレて泥沼離婚劇を繰り広げたが、その後デニスとは破局。その前後にアルコール依存症になってしまったサンボラ。08年には、当時11歳だった元妻ヘザーとの長女アヴァちゃんと同乗していた際に、飲酒運転で逮捕されるという最悪の出来事も。サンボラはちょうど先週、その飲酒運転による保護観察が解けたばかりだった。

ボン・ジョヴィはバンドとして出した声明文の中で「リッチーへのサポートを惜しまない。リッチーは、ボン・ジョヴィのメンバーであり続ける。ツアーに彼が参加することはないが、彼が健康になり戻ってくる日を楽しみに待つ。」とした。ボン・ジョヴィは昨年、約2億ドルのチケット収入を上げ「最も興行収入の高いツアーをするバンド」という記録を打ち立てたばかり。サンボラが欠如したツアーは痛手だろうが、彼にはぜひ依存症を克服して戻って来てほしいものだ。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）