ジャスティン・ビーバー(17)が、今月17日から予定されていた大阪と東京の公演を、予定通り行うことが分かった。日本公演は、東日本大震災の影響を受けて、キャンセルの危機にあった。
現在ワールドツアー中のジャスティン・ビーバー。先日、福島第一原発事故による放射能汚染によるガン発病のリスクや、東日本大震災の余震を恐れた複数のツアースタッフが、日本行きを拒否しているというニュースが流れ、17日の大阪、19日の東京公演をキャンセルするかもしれないという危機的事態が起きていた。
内部では「すでにチケットを買った日本のファンたちをガッカリさせたくない。」と公演キャンセルを望まないビーバー本人と、「アヴリル・ラヴィーンらも日本でのコンサートを延期したのだから、ビーバーもキャンセルすべき。」とするスタッフらの主張が真っ二つに割れていた。芸能サイト『TMZ』によると、5日までの過去4日間に3回もスタッフミーティングが開かれ、ジャスティンのマネージャー、スクーター・ブラウン氏は、及び腰のスタッフらに「大人になれよ! ファンのために正しいことをするんだ。」と声を荒らげ叱責したとも伝えられている。ブラウン氏は「ビーバーは日本のファンを失望させたくないと思っているし、日本政府も大阪、東京の2都市の安全にはお墨付きをくれている。」としていた。
そしてビーバーはやっぱりやってくれた。8日、「ワールドツアーは残り5か所を残すのみになった。マニラ、香港、台北、大阪そして東京! だから、僕が前にも言ったように僕たちは日本に行くんだ! 」とツイートし、ツイートのラストに #supportjapanのハッシュタグもつけてくれた。
しかし『TMZ』では、まだ一部のスタッフは「日本に行きたくない」との意向を変えていないため、ビーバー側はマンパワーが足りない場合に備え、会場を規模の小さいものに変えてでも公演を行うつもりでいる、と伝えている。ビーバーが来てくれるのはとてもうれしいことだが、人手が足りなくて大丈夫だろうか? 事態の行方を見守りたい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)