この度イギリスの音楽雑誌『NME』の表紙を、“I AM NOT FULL OF SH-T. ARE YOU?” というタイトルとともに飾ったレディー・ガガ(25)。そのインタビューでガガが放ったある言葉が問題になっていたが、本人がこのほど謝罪を表明した。
同誌の特集インタビューで、2月に発表されたシングル『Born This Way』がマドンナの1989年の曲『Express Yourself』に酷似していると物議を醸した件について触れられると、彼女はこう反論していた。
「コード進行が似ているだけ。ここ50年のディスコ・ミュージックが物語っている通りよ。私は駄作を作って発表するほど愚かではないし、“してやったり” みたいなズルい気持ちで曲を発表したことなど一度もないわ。そういうことを言う人こそ “retarded” だわ!」
“stupid”、“ridiculous”、“idiot” などはよく見かける「バカみたい、バカバカしい」といった言葉でそう罪はないが、“retarded” は知的障害という言葉であり、これには当然のように障害を持った子供の親、施設、人権擁護団体などからクレームが続出した。ガガも反省したのであろう。このほど有名ゴシップ・ブロガーのサイト PerezHilton.comを通じてこう謝罪した。
「愛とは互いに認め合うこと。私は音楽という仕事を通じて、その限界に常に挑戦していくつもりです。言葉に配慮が欠けていたことをお詫びします。ただし攻撃的な意図は決してありませんでした。障害によっていじめやからかいに遭うことがあっても、自分自身を愛することや喜びを大切にして下さい。」
それにしてもこの表紙、ガガは胸と陰部にチャックが付いているシースルーのジャンプスーツを着用し、手はきわどい所にある。保護者らが、このポーズについても “配慮が欠けている” と怒っていることは言うまでもない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)