今月上旬、米国の20歳のガガ・ファンである女が、おなじみの “血まみれ” スタイルを真似するために猫を惨殺、動物虐待罪で起訴されていることが分かった。
「レディー・ガガのコンサートに服を血まみれにして出かけたい。だから生き物を殺す必要があった。」そんな思いつきで親戚の家の飼い猫を惨殺したのは、オクラホマ州在住のアンジェリーナ・バーンズ。
地元TVニュース「KFOR」によれば、その親類は外出から自宅に戻ってすぐに異変に気付いたという。照明のスイッチがダクトテープで覆われており、真っ暗な部屋にはロングコートを羽織っているバーンズがいたが、その顔と手は血まみれ。通報を受け駆けつけた警察官が自宅を調べ、バスルームに無残な殺され方をした猫とおびただしい血の海を発見した。
15歳のその飼い猫は、バスタブで溺死させられた後に腹部を切り刻まれ、目玉をくりぬかれ、肝臓はカウンター上のメイクアップ・ケースに入れられていた。その狂気の沙汰に、バーンズは精神鑑定のため地元の「グリフィン記念病院」に護送されたが、そこでも看護師をガラスの破片で脅すなど異様な行動が見られた。
親類は警察官に「アンジェリーナからはうつ病を患っていると聞いていたが、そんなことをするような子には見えなかった。病院から出てきたら、次は私達に危害を加えるつもりではないか」と話し、かなり怯えている様子。病院側はその常軌を逸した残虐な行為に、人格障害を視野に入れた詳しい診察が必要であるとしている。
サイケやバイオレンスを前面に出すロックバンドは幾らもあるが、これだけ世界的にメジャーになってしまったガガはもはやポップなアーティスト。若いファンに与える刺激や影響力は、色々な意味でやはり強力である。こうした事件をきっかけに、今後ガガのスタイルには倫理面での配慮が必要になってくるという意見が続出している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)