元祖スーパーモデルのシンディ・クロフォード（45）が、自分が引退してから、ずいぶん変わってしまった現在のモデル業界について、コメントした。

80～90年代、リンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベル、クリスティー・ターリントンらと共に、「元祖スーパーモデル」として一世を風靡したシンディ・クロフォード。98年に実業家のランディ・ガーバー氏と結婚の後、プレスリー君(11）カイアちゃん（9）という2人の子供に恵まれ、以後モデルとしての第一線を退いていた。

そのシンディがこのほど『Parade Magazine』誌のインタビューに答え、「現在のモデル業界を見ると、自分はアウトサイダーだとつくづく感じる。」とコメントした。その理由として、今のモデルはただ美しいだけではなくマルチな才能が求められているという点を挙げた。「歌姫テイラー・スウィフトの出ている化粧品ブランド“CoverGirl”のコマーシャルを見たけれど、“ワオ、最近のモデル業ってすごく大変なのね”って思ったの。だって、歌も歌えて、演技もできなければいけないのよ。モデルにしかできない特定の仕事は、あまりないように思えるの。」

また、シンディは自分が活躍していた時に比べ、最近のモデルの線の細さについても驚きを隠せない。「私がモデルだった時は、アメリカサイズ6（日本サイズ9号）が普通サイズだったけれど、今はサイズ2か0（日本サイズ5号～それ以下）が普通よね。」

だからといって、シンディは娘の世代に過度なダイエットを押し付けるようなことは、したくないようだ。「娘には魅力的になるため、健康になるためや痩せるために“食べ物を食べないでいい”などと感じてほしくない。だから私はアイスクリームを食べに行っても“あら、あれは食べられないわ！”とは言わずに、きちんと注文しているわ。」

かつてのスーパーモデルも、今や良き母となり、充実した家庭生活を送っているようだ。「今の私は20年前と同じ姿には見えないし、同じであるべきじゃない。ときどきあの頃に戻れたらと思い、少し胸が痛む。けれど子どもたちが成長する様子や夫を見て、これまでを共にしてきた結婚生活のことを思い、それが良いもので順調であれば、小じわや重力についてよりも簡単に寛大になれるものよ。」
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）