英ウィリアム王子（28）の婚約者、ケイト・ミドルトン（29）さんが29日の結婚式当日に着用するウエディングドレスの概要は、当日まで明かさないとされてきたが、その秘密の一部が明らかになった。

ケイトさんは、ロイヤルウエディングの会場であるウェストミンスター寺院に入るその瞬間まで、｢ウィリアム王子を驚かせたい」ために、ウエディングドレスの詳細については絶対に明かさない、ということを、モットーにしてきた。

しかし、ここに来て少しだけその詳細が漏れて来た。英『デイリー・メール』紙などが伝えたところによると、ドレスはファッションブランド『ジグソー』でアクセサリーバイヤーとして勤務したことがあるケイトさんが、自分でデザインのアイデアを出し、それを受けてデザイナーが作成するオリジナルドレスになるというのだ。

ケイトさんは婚約発表のすぐ後から、ドレスのデザインに着手したとのこと。関係者によると、ウィリアム王子と出会ったセント・アンドルーズ大学で取得した美術史の学位を生かしてか、ルネサンス時代からインスピレーションを得たほか、ダイアナ妃がチャールズ皇太子との結婚式の際に着用したドレスのデザインを、一部借用したとのことだ。

このデザインイメージを最終的にドレスにするデザイナーには、大方の予想に反して比較的無名のソフィー・クランストンさん（34）が選ばれたという説が、有力になっている。クランストンさんは、故アレキサンダー・マックイーンなどの元で働いた後、リベールラ（Libelula＝スペイン語でトンボの意）というファッションブランドを立ち上げた。ケイトさんは1月に、このリベールラ・ブランドのビンテージ風コートドレス姿で、公の場に現れていた。

最終的なドレスはアイボリーホワイトのサテンとレースを素材に、パールボタンが施され、3mの長さのトレインが付いたものになりそうとのこと。ジュエリーはダイヤモンドとパールのイヤリングと、女王から借りたティアラを身につけるようだ。また、着用後はドレスをオークションにかけ、その収益をさまざまなチャリティに寄付したいとしている。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）