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大塚商会など 紙文書スキャニングから編集・保管までを一括で行える複合機活用ソリューションを発売

大塚商会、ジャストシステムおよびサイオステクノロジーは、紙文書を編集可能なPDFへ変換する複合機活用ソリューションを開発した。
複合機を使った紙文書の電子化は、その紙文書自体を修正も校正もできないことが前提になっているため、さまざまな形態で存在する文書ファイルを統合的に活用できないことがネックになっていた。
しかし、本ソリューションにおいては、 変換されたPDFファイルは指定されたパソコンのフォルダに登録され、PDFソフトで、すぐに編集作業やセキュリティ設定などを行うことができる。

複合機とPDFソフトを連携させることで、今まで個々で行っていた作業を一連の作業として実施でき、PDF変換、編集にかかる工数を軽減することができる。

これにより、文書の閲覧用としてのPDFだけではなく、取引先との間の編集作業といった場での利用も手軽に行うことができ、PDFの活用の幅を広げる。

大塚商会が提供する導入支援では、ユーザーの環境や業務に合わせた運用方法を検討し、電子化の具体的な作業の流れを提案する。

その上で効率よく電子化し、電子データの有効活用を支援する。

本ソリューションで電子化したPDF文書は、背景に「社外秘」「回覧」「コピー」などのすかし文字の挿入や、閲覧パスワードや印刷制限などのセキュリティ設定が可能なので、情報漏えい対策をしながら、文書の共有が行える。

また、閲覧したいページにジャンプできる「しおり」機能、付箋紙のようにメモ書きをする「ノート」機能により、文書の確認や修正を共同で行う場合でも作業をスムーズに進めることができる。

ソリューションの価格は、152,200円(税別)からとなっており、「Quickコンバート」、「JUST PDF 2 [作成・編集] for Quickコンバート」及び導入支援サービス(スキャナ活用支援サービス)が含まれる。

別途リコー製の複合機が必要となる。

発売予定日は2011年3月23日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)