(Windows Only)
PCオーディオなる用語も普及し、よほど音質にこだわるマニアを除いてはCD再生ではなく、PCのハードディスク内に置いた音楽ファイル再生で楽しむのが日常的である。
しかし、音楽再生ソフトの代表であるiTunesは、かなりのリソース食いであり、楽曲検索や情報整理タグの打ち込みには不便である。
そこで、自分が所有している楽曲のデータベース作成を強力に支援するのがAllMySongs Databaseである。
AllMySongs Databaseは、自分の音楽ファイルフォルダの中身をスキャンしてデータベースを構築してくれるが、それだけならばiTunesでも間に合う。
AllMySongs Databaseの優れている点は、楽曲データ、アーティストデータ、アルバムデータなどをインターネットからダウンロードして情報タグとしてセットすることができ、なおかつその情報を元に自在に検索ができるというものだ。
自分の愛するアーティストの基礎情報ならしっかり覚えていると思うかもしれないが、アーティストの詳しいバイオグラフィーやアルバムの録音年月日、作曲者のプロフィールなどまでは覚えていないことが多い。
こうした場合、通常はWikipediaを参照しながら聴くのが一般的だが、できればローカルに格納しておいて、いつでも参照しながら検索できるようにしておきたい。
データベースでは、特に「オリジナルアーティスト」の項目を編集することができるのが強力だ。
特に古いロックナンバーやスタンダードジャズなどは、多くのカバーが存在し、どれがオリジナルなのか分からなくなることがあるので、「今聴いている曲は誰が最初に創唱したのか」ということを整理しておける。
また、こうしたツールには必ず付いている「重複ファイル検索」の機能もきちんと実装されているので、ダブった音楽ファイルのチェックも行える。
AllMySongs Databaseがあれば、こうした作業をすべて統合的に行うことができるので、音楽ライフの充実に大きく役立つであろう。
ライセンスは、29.90ドルとなっている。(英語版)
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)