コニカミノルタビズコムは、2008年9月に発売したソフトウェア「仕分け名人」の機能を拡張した『仕分け名人V2』を2011年3月中旬より発売する。
メール、ファクス、スキャン文書、ファイルサーバーに置かれた電子文書などをビジネス単位で効率的に仕分けするための機能強化が図られている。
「仕分け名人」はコニカミノルタの複合機「bizhub(ビズハブ)」シリーズと連携し、煩雑になりがちなスキャンデータの仕分け作業を効率化するソフトウェアである。
ある案件に関連する、エクセルで作成した見積書、パワーポイントで作成したプレゼン資料、顧客とのファクス交換記録や関連するスキャン文書などは、一定の規則により分類し、一括管理しておきたい。
本ソフトは、そうした作業を半自動化することで、ビジネススピードの向上に資することを可能にする。
今回発売される『仕分け名人V2』は、使いやすさ向上のために基本機能をより強化するとともに、仕分け目的に合わせて選べる3つの商品形態が用意された。
特に『仕分け名人V2 FAX連携版』(以下 FAX連携版)では、新たにファクス受信文書のリネーム処理や関係者への受信通知などをファクス受信と同時に完了する機能を追加し、ファクス受信にともなって発生する作業をいっそう効率化することができる。
FAX連携版の活用で、ファクス受信のペーパーレス化によるオフィスの紙文書削減を促進する。
『仕分け名人V2』では、パソコンでの設定画面のユーザーインターフェースを「仕分け名人」から大幅に変更し、わかりやすいグラフィカルな画面構成としたことにより、直観的な操作が行える。
各機能の設定の際も、画面上部に表示される番号に従って行えるので、設定手順に迷うことはない。
また、複合機の操作パネルに表示されるボタンにフォルダーや書類のアイコンを追加したことにより、フォルダーと書類のどちらを選択しているのかを簡単に判別でき、ミス防止につながる。
紙文書を複合機でスキャンすることで、文書の電子化と同時に簡単に仕分けが行えるとともに、あるフォルダーを監視対象に設定すれば、そのフォルダー内のファイルの自動仕分けが可能である。
さらにFAX連携版では、ファクスで受信した文書の仕分けを行えるファクス転送機能が利用できる。
指定したパソコンやファイルサーバーの保存先フォルダー階層を複合機の操作パネルに表示することができるので、フォルダーへのデータ保存が簡単に行えるとともに、複合機の操作パネルでフォルダーを選択するだけで保存先の変更が可能である。
また、書類ボタン(文書読み込み設定、ファイル名のリネームルール設定等)を複合機の操作パネルに表示することもできる。
仕分けが完了すると、関係者にポップアップ又はメール送信により通知する。
製品は、『仕分け名人V2 基本機能版』が標準価格30,000円(税別)、『仕分け名人V2 FAX連携版』が標準価格50,000円(税別)で提供される。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)