レディー・ガガが日本の被災者救済に動き出した! 震災発生から24時間も経たぬうちに、「WE PRAY FOR JAPAN 日本の為に祈りを」とメッセージを書いたリストバンド(写真)を発売開始。売上げを全て日本の被災者に寄付することになった。
「リストバンドをデザインしたわ。私のサイトで買って寄付してちょうだい。全ての売上げを日本の津波救済に寄付するわよ。ゴー・モンスターズ! 」というガガのメッセージがフェイスブック、ツイッターで同時発信されたのは、地震当日の11日。“リトル・モンスターズ”と称されるガガのファン達に、日本の被災地支援を呼びかけた。
リストバンドは、ゴム製で値段はひとつ5ドル(約410円)。白地の背景に赤い文字という日本の国旗カラーで、「日本の為に祈りを」というメッセージが英語と日本語両方で刻まれ、ガガのトレードマーク「かぎ爪」がデザインされている。ガガのウェブサイトで購入でき、リストバンドだけを買うこともできるが、代金に追加して5ドル~100ドルまでの募金をすることも可能。売上げは、全て東日本巨大地震の被災者の救済に寄付されるという。
ガガのフェイスブックのファン数は現在3千万人超、ツイッターのフォロワー数も約870万人おり、世界の「ポップアイコン」である彼女の募金呼びかけは絶大な効果があると思われる。発表直後から「ひとつ買って、日本のために祈るよ」「グレート・ジョブ! 」「いつも寛大なマザー・モンスター、だからガガが好き」「あなたが誇らしいわ! 」といった支持の声が相次ぎ寄せられた。フェイスブック上のリストバンドについての投稿には、4万人を超える人が「いいね! 」をクリックしている。
ガガが最も最近日本を訪れたのは、昨年4月の「モンスター・ボール・ツアー」で、神戸と横浜で公演を行った。持ち込んだ高価なエルメスのバーキンに「アイラブ スモールモンスター 東京ラブ」と日本語でマジック書き、その後も沢山のファンに、日本語でメッセージを書き込んでもらう無邪気な姿が印象に残った。日本が大好きで、ファッションや文化に深くインスパイアされたというガガ。実はあの奇抜な衣装をプロデュースする彼女のスタイリストは、日本人とイタリア人のハーフで、ユニクロの服飾ディレクターも務めているニコラ・フォルミケッティ氏なのだ。
東日本巨大地震の発生から時をおかずして、ハリウッドスターから次々と日本の被災者へのメッセージが届いているが、中でもガガは対応が驚くほど早かった。日本時間での巨大地震発生時刻は11日14時46分。リストバンドの発売を発表したのは、米東部時間11日16時35分と思われ、地震発生から16時間も経たないうちに支援を発表したことになる。
リストバンドはまだ予約注文の状態で、今月25日から配送が始まる予定だが、すでに注文は殺到している模様。ガガは昨年のハイチ地震の時にも50万ドル(約4000万円)を寄付しており、これまでのゲイ・コミュニティーへの支援活動も含め、社会貢献度の高いミュージシャンとしての名をまた高めたことになる。
画像=http://ladygaga.shop.bravadousa.com/Product.aspx?cp=14781_42444&pc=BGAMLG88
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)