TVオーディション番組『アメリカン・アイドル』の元審査員としてもよく知られるシンガーのポーラ・アブドゥル(48)が、カレシとの痴話げんかでメルトダウン! 「ボーイフレンドが車から降ろしてくれない」と、泣きながら緊急通報用電話番号の911をダイヤルして、警官が駆けつける騒ぎとなっていたことが分かった。
先月14日の午後4時35分、カリフォルニア州サンタバーバラで、女性から助けを求める911通報があった。この女性とは、ベテランシンガーのポーラ・アブドゥル。芸能サイト「TMZ」に公開された通報時のやりとりの録音テープでは、ヒステリー状態で泣きながら「私は車から降りたいのに、ボーフレンドが車から降ろしてくれない!」と、わめきたてているポーラの声が聞き取れる。どうやらカレシと同乗している車の中からの通報だったようだ。
引き続きポーラは電話口で、「あなた、私を車から降ろしてくれるの? 今警察と話しているんだから」と何やら同乗の男性と会話している様子。メルトダウン状態の彼女をなだめようと、冷静に話を聞く緊急窓口の係員。しばらくたって、ポーラが「どうやら降ろしてくれるみたい」と、騒ぎが自然と収まりそうな気配でやりとりは終わった。この「ボーイフレンド」が誰であるかは明らかにされていない。
1時間後、警官が現場に急行し話を聞いたものの、この通報、殴った殴られたのケンカではなく、口頭のみでのケンカであったことが判明。男女の痴話げんかとして処理された。その夜にも警官が念のためポーラの自宅を訪問したが、何事も無く本人も無事で、ポーラも立件はしなかった。
ポーラと「謎のカレシ」はデートの帰りだったのか、サンタバーバラ近くのフリーウェイを走行しているところだったという。デートの詳細は不明だが、ポーラの代理人は「恋人とのケンカで、興奮してしまうのはよくあること。通報の後はことが丸く収まった。」と話している。俳優エミリオ・エステベス、そしてデザイナーの男性との二度の離婚を経たポーラ。その後レストラン経営者の恋人が出来たものの、08年に破局が伝えられて以来、ステディな男性の影は見えなかったようだが…。
ポーラは02年から09年まで審査員を務めた『アメリカン・アイドル』以後、CBSの『Live to Dance』というダンス・コンペ番組にエグゼクティブ・プロデューサー兼審査員として出演していたが、視聴率が今一上がらず、番組打ち切りが本人に知らされたばかり。かなり精神的にショックを受けていたという。
一方、ポーラが『アメリカン・アイドル』で共に審査員を務めた音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルは、英人気オーディション番組『The X Factor』のアメリカ版の製作総指揮を務めることが決まり、FOXから今年秋に全米放送予定であることが発表されたばかり。サイモンはこの番組の共同審査員を探しているところで、マライア・キャリーなどの名前に交じり、もちろんポーラの名前も挙がっているという。この仕事がもし決まれば、ポーラの精神状態も安定、このような「メルトダウン」もなくなるのでは!? それにしてもこの「謎のカレシ」、一体誰なのか…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)