米国の13日に行われた「第53回グラミー賞授賞式」。閉会後も、LAステイプルズ・センターの外は各メディアのカメラマンとリポーターでごった返していた。その中の一人、CBS2のリポーターが…。
CBS Los Angelesの「CBS2」ニュースが、グラミー賞の中継リポーターとして送り込んだのは、ブロンド美女のセリーヌ・ブランソンであった。スタジオのキャスター、ポール・メイジャーズが「受賞者たちの興奮ぶりなどハイライトを振り返りながら、その後のバックステージの様子など、会場のセリーヌに伝えてもらいましょう」と振った。
興奮気味にマイクを握り締め、笑顔で中継カメラに向かって話し始めたブランソン。しかしその言葉はもつれ出し、心なしか口元が右側に歪み、不安そうな声と表情でリポートを終了。この様子に、英紙「Telegraph」をはじめ多くのメディアが “脳卒中の兆候” と報じた。
CBS Los Angelesはしばらく取材拒否を続けていたが、公式WEBサイトにあるブランソンのページに、ようやくその後の彼女の様子をこう報じた。
“セリーヌ・ブランソンはあのリポートの直後、救急救命士による検査を受けました。心肺機能などは正常であり、入院はせず、用心のためその夜は同僚が自宅に送り届けました。14日朝には、体調がすっかり戻ったとの連絡が届いています。”
ひとまず安心である。だが、ろれつが回らない、普段とは違って言葉をうまく喋れないといった症状を感じた時は、MRIなどでしっかり検査をしてもらう、手や足のしびれ、視界に変化が表れてこないかなどにしばらく注意が必要である。近年、脳卒中発症の低年齢化が注目されており、若い方でも十分にご注意を。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)