パソコン搭載のメモリーは、標準でも4GBが一般的で、8GBまで増設している場合も珍しくない。
しかし、よほどのメモリー大食いアプリケーションを複数起動する事態でもない限り、容量は余り気味である。そこで、アーク情報システムから大容量メモリーを有効に使えるユーティリティーソフト2種を収録した「Speed Complete BOX」が発売される。
SSD革命/SpeedAdvance Ver.1 Hi-Gradeは、SSD(フラッシュドライブ)やHDD(ハードディスクドライブ)などのシステムドライブへの書き込みを、一時的にメモリー上に作成した領域に行うことで処理の高速化を実現するユーティリティーソフトである。
また、メモリーへの一次書き込みという仕組みは、Webサイトへのアクセスなどによってシステムに不具合が発生した場合、リセットにより本ソフトの起動時の状態へ戻すことを可能にしている。
Memory革命/RAM Drive Ver.1は、パソコン本体のメモリー領域にRAMドライブ(仮想のディスク)を作成することができるユーティリティーソフトである。
メモリー上にRAMドライブを設置することにより、アクセス速度を通常のハードディスクよりも高速化し、データの読み書きをストレスなく使用することが可能となる。
メモリー上に設置されたRAMドライブは、ファイルやフォルダの作成やフォーマットもでき、実際のドライブと同じように使用することが可能である。
CADデータや動画データの編集の際に、作業途中のセーブデータをRAMドライブに置いて、最終編集結果をハードディスクに書き込むといった使い方をすることで、ストレスのない作業が可能になる。
「Speed Complete BOX」は、上記の2製品を1つのパッケージ収録したコストパフォーマンスに優れた製品である。
本製品は5,470円(標準価格/税抜5,210円)。全国のパソコンソフト販売店、インターネット通販サイト、ならびに同社の直販サイトにて、2011年3月11日(金)より発売される。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)