writer : miyabi

【萌えよ!炎上キャッチャー】ネット上で非難の嵐!NZ地震被災者に心無いインタビューをしたフジの人気リポーター。それでも?4月から北海道で夕方の生情報番組の顔に。

22日ニュージーランドのクライストチャーチで発生した大地震。この未曾有の災害の被災者に対し、心無い言葉を投げつけたとして、ある人気リポーターに2月25日の番組終了後からネット上で非難が集中している。渦中のリポーター、彼はこの4月からフジテレビ系の北海道文化放送で、平日夕方の新しい生情報番組でメインキャスターに決まっている。

北海道の夕方に放送されている生情報番組に、“モンスター”と呼ばれる番組がある。日本テレビ系の札幌テレビ放送が制作している番組である。1991年から放送されているこの番組は、現在全国で放送されている「夕方ワイド番組」の先駆と言われているのだ。
「今時、夕方にのんびりテレビを見ていられる主婦がいるのか。」と思う無かれ。番組内で紹介されるグルメや温泉情報、デパートの催しの案内などを見て、そこを訪れる高齢者も沢山いるのだ。信じられない方は平日、ホテルのランチバイキングを覗いてみるといい。50~70代の女性たちで溢れ返っている。

そのモンスター番組に対抗しようと他局はイケメンのキャスターを抜擢したり、有名な芸能記者のコーナーをつくり毎週東京から招いたり、高額なプレゼント企画をしても視聴率で上回ることができなかった。そこで全国番組で有名なリポーターを北海道文化放送は、メインキャスターに招いたのだ。今年の初めから番組宣伝に力を入れ始め、新聞や地下鉄の駅に巨大な広告を出し、その中央には問題のリポーターが大きく載っている。

その問題とは。実はこのリポーター、今回のニュージーランドの大災害に際し、被災者であり、まだ右足の切断手術を終えてから間もない19歳の青年に対し、全く配慮の感じられない質問を投げかけたのだ。

「もう、スポーツはできないですね。」

青年は高校時代、サッカー部の主将まで務めた人間である。“助かっただけで幸せなんだ。”と、自分に言い聞かせているかもしれないのに。また今回一緒に語学研修に参加した仲間が、何人か行方不明になっていることを知らなかった青年にその事実を教えたことで、「彼にショックを与えてしまった」とも、リポーター自ら番組内で話していた。

この質問内容は上からの指示なのか、リポーター自身で考えたのか。どんなに有名でも喋りが上手くても、思いやりの感じられない人間の言葉を受け入れられないのは、私だけでは無い筈である。
(TechinsightJapan編集部 みやび)