結婚式の直前に花嫁が誘拐される。まるでドラマや小説のような展開であるが、ブラジルで発生した花嫁誘拐事件は、強盗目的という非常に物騒なものであった。

結婚式が行われる直前、花嫁は知人カップルと共に入場のため教会の外の車の中で待っていた。
そこへ突然2人組の男が襲いかかり、花嫁のみを人質にし、車を奪い逃走した。

約20分街中を走り回っていた間、花嫁は誘拐犯らにアクセサリーやお金、そしてクレジットカードを奪われたが、幸か不幸かそれ以外は何もされることはなかった。
そして教会から10キロほど離れた所で花嫁は車から降ろされ、解放された。残念ながら、犯人らは未だに逮捕されていない。
花嫁はその後、タクシーに乗って教会まで無事に戻ることが出来たという。

このとんでもないハプニングを花婿は最初、悪い冗談だと思っていたそうだ。
西洋諸国では結婚式の際、友達によって連れ去られた花嫁を花婿が探しに行くというゲームのようなものがあるので、恐らく彼はそうだと思ったのかもしれない。

大変な目にあった2人の結婚式は2時間の遅れの後、何とか無事に開始されたとのことである。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）