雑誌「PLAYBOY」の創刊者のへフ爺ことヒュー・へフナー(84)が所有する豪華屋敷「プレイボーイマンション」(ロサンゼルス)で、今月初めに開かれたパーティに出席した参加者約170人が、レジオネラ菌などの感染に似た呼吸困難などの症状を訴えている。ロサンゼルス郡保健当局や米疾病予防管理センター(CDC)では、プレイボーイマンションがアウトブレイクの発生地である可能性が高いとして、調べを進めている。
事の起こりは、サンタモニカのホテルで今月初め3日間にわたって開かれた「ドメインフェスト」という“インターネット起業”がテーマの極めて真面目なカンファレンス。30か国から700人が参加する盛況なイベントで、最終日はプレイボーイマンションに場所を移し、打ち上げパーティ兼ファンドレイザーを盛大に開いたのだが、これがどうやら悪夢のはじまりだったようだ。
パーティから48時間後、出席した参加者らが相次いで激しい呼吸困難や風邪のような症状などを訴え始めたという。主な共通の症状としては高熱、頭痛、全身の痛みなどで、結果として12人ほどが最も激しい症状である肺炎などを発症した。いずれも1週間程度で症状が治まった人が大半で、命に別状はない様子だ。
詳しい原因はまだはっきりしていないが、症状が激しく出た人の数人が、レジオネラ菌に感染していたことが分かった。レジオネラ菌は温かい水で育つバクテリアで、その水が蒸発した空気を吸い込むと、感染症を発症すると言われている。プレイボーイマンションではイベントの開かれた夜、DJを入れ、スモークを焚く霧マシーンを使ってパーティを演出しており、この霧マシーンが菌をまき散らした疑いがあるという。
イベントの主催者側は、プレイボーイマンションの他にもアウトブレイクの発生地として考えられる場所はある、としながらも「憶測だが、プレイボーイマンションが最も怪しい」と公言している。一方、プレイボーイマンション側はメディアの取材に対し、「レジオネラ菌アウトブレイクの証拠もなければ、マンションのスタッフもDJも誰も菌に感染していない」とこの憶測を完全に否定。しかし、保健当局の調べには協力的に応じたいとしている。
昨年11月には庭越しに男性の変死体が発見される事件も起こっていて、屋敷全体が悪いオーラを放っているような感さえ受けるプレイボーイマンション。折しも屋敷のオーナーのへフ爺はぴちぴちギャルのプレイメイト、クリスタル・ハリス嬢(24)と婚約を発表したばかり。結婚する前に、一度マンション全体をお祓いしたほうがいいかも!?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)