歌手で女優のジェニファー・ロペスが、ダイエットでかなり痩せたことをお伝えしたばかりだが、それもそのはず。すさまじい視聴率を誇る『アメリカン・アイドル』の審査員として、これからは毎回テレビ画面にアップになることが決まったからだ。
この『アメリカン…』、審査員の辛口コメントと出場者のレベルの高さで、驚異的な視聴率を誇っている。その審査員サイモン・コーウェルと、昨シーズンから加わったエレン・デジェネレスの降板が決定し、FOXは新しい審査員選びに苦戦していた。
多忙を理由に中途で離脱してしまう危険性を承知で、やはり超人気セレブを高額ギャラで引っ張って来ようとするFOX。そんな中で白羽の矢が立ったのが、 “最近少々ヒマそうな ” スティーヴン・タイラー(エアロスミス)とジェニファー・ロペスであった。
ジェニロペは、当初20ミリオン・ドルをFOX側に要求したと言われている。ライアン・シークレストが、45ミリオン(過去最高)ものギャラで番組ホストとして3年の契約を結んだこともあり、 “アタシだってその半分くらい当然” と思ったのであろう。
ところがFOXとジェニロペの交渉はうまく進まず、ジェネロペ側はぐっとガマンの15ミリオンを提案。しかしそれでも首を縦に振らないFOX。結局はもっと値切られたのであろう、ついに12ミリオン(約10億円)で契約書に渋々サインしたと、米メディアが今盛んに報じている。
値切られた理由は、実は彼女より先に契約を済ませたスティーヴン・タイラーにあった。「エアロスミス」のリード・ヴォーカルである彼の活躍度、知名度は申し分ないがすでに62歳。若者揃いの出場者とは、少しジェネレーションギャップがある。
また、TVカメラに向って話すことに不慣れなど少し不安材料があるため、公表はしていないが、“身の丈相当の額で結構です” と、かなり低いギャラでOKしたそうだ。
一方のジェニロペは、期待の新アルバムが予定を大幅に遅れているのにいまだリリースされていない。実は今年の春、本当に久しぶりのレコーディングで、本人も呆れてヒステリーを起こすほどのヘタな歌声がネットに流出してしまい、大変なダメージをくらっていた。
『アメリカン…』の審査員席に座れば、実力もルックスもOKという若手の台頭に、ベテラン人気歌手がオチオチしていられない時代になったことを、イヤでも痛感するであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)