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【海外仰天ニュース】太陽系外に地球型惑星「Gliese 581g」発見

あなたの子孫が、宇宙人と初めて出会う場所は、この惑星になるかもしれない。水が液体で存在し得る地球型惑星「Gliese 581g」 が発見された。今回の驚くべき発見をしたのは、カリフォルニア大学の天文学者たち。地球から20光年離れた場所にあるこの惑星は、生命が存在する「第二の地球」になる可能性があるという。

「私は生物学者ではないよ。」

このように前置きをしつつも、地球外生命への期待を隠し切れないスティーブン教授。彼の11年に渡る観測から得られた結果は、驚くほど地球に近い惑星の姿だった。これまで観測されてきた太陽系外にある惑星のうち、もっとも地球によく似たものであるという。

天の川にある第二の地球「Gliese 581g」。この惑星を特徴付けるのは、「生命居住可能領域」に位置することである。生命居住可能領域とは、生命の存在に必要な水が液体の形で存在することが可能な温度を維持できる領域を指している。

水は恒星からの距離が、近くても、遠くても、液体の形で存在することはできない。この点において「Gliese 581g」は、地球が太陽から適度な距離にあるのと同様に、恒星から適度な距離に位置しているのである。

また「Gliese 581g」は、その大きさや表面の組成、そして重力の大きさも地球と類似している。惑星の直径は、地球の1.2から1.4倍と大きさもほぼ同じサイズ。また重力も、地球と同じか若干大きい程度のようだ。表面は地球と同様に、岩石を含む組成を有していると考えられている。

しかし、この惑星に私たちが住むとしたら、ストーブを持っていく必要がありそうだ。というのは表面の平均温度は、マイナス31度から12度と全体としてはやや低めである。

ただし実際には、非常に暑い領域と寒い領域があるようだ。「Gliese 581g」の表面は常に恒星に面している領域と、常に影になっている領域が存在する。このため恒星に面している領域の温度は高く、影の領域は低い温度であると考えられている。

太陽系から20光年と比較的近い距離にある「Gliese 581g」。地球外生命を探しにいくにはぴったりの場所である。そこでスティーブン教授は、ロボットを送り込むことを提案している。

「原子力ロケットを使えば、光速の10分の1のスピードで200年かけて到達できるよ」

近いとは言っても光の速度で20年。ロボットを送り込んだとしても、惑星表面の映像が送られてくるには20年も待たなければならない。私たち人類が「Gliese 581g」に大きな一歩を残すというお話は、少し遠い未来へお預けになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)