昨年12月、肺炎をこじらせ、薬物過剰摂取で亡くなった人気コメディ女優のブリタニー・マーフィ(享年32)。そして今年5月、愛妻の後を追うように急逝した夫で脚本家のサイモン・モンジャック氏(享年39)。この二人の死について今、家の中に生えたカビが関与していなかったか、調査が進められていることが分かった。
今年2月、LA郡検視当局はブリタニーの死因について、糖尿病や貧血治療のため、数々の薬を服用中であった上に肺炎を起こし、処方薬を過剰摂取してしまったことが原因と発表していた。
また、今年5月の夫モンジャック氏の死について、彼にも糖尿病があり、心臓バイパス手術も必要と言われた中での心筋梗塞であったとこれまではみられていたが、実はブリタニーと同様、肺炎を患っていたことが数日前に明らかにされた。
過剰摂取ではなかったものの、検出された処方薬の内容はブリタニーと殆ど同じ。また肺炎のタイプも同じであったことが判明し、郡公衆衛生保健局は、夫妻が暮らしていたハリウッドヒルズの家(2003年に400万ドルで購入)の室内のカビの調査に乗り出した。
実は、ブリタニーの肺炎についても、家のカビ臭さを指摘する声が当時遺族から上がっていたというが、肺や呼吸器の炎症を訴える者が他にいなかったことから、「カビを死因に結びつけるには尚早」という解答であったという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)