透明感とツヤのある美声で、誰からも愛される人気歌姫であったホィットニー・ヒューストン(46)。酒やドラッグへの依存により10年ほど続いた低迷期を経て、彼女は今、アルバム『I Look To You』を引っ提げ、世界各地をコンサートで回っている。だがやはり声が…。
お酒、タバコ、ドラッグなどが、歌手の命である声帯にどれほど悪影響を及ぼすか、現在のホィットニー・ヒューストンから学ぶものは多い。3日に行われたデンマーク公演が、残念ながら散々なものであったことを、地元紙『コペンハーゲン・ポスト』が報じている。
その時の歌声について同紙の記者は “思わず眉をひそめてしまうほどヘタ。もはや彼女が哀れになる” と評価し、会場に訪れたファンも同紙の取材に、「声量が乏しく高音になると枯れて声が出ていない」、「全く満足できなかった」などと感想を述べている。
ホィットニーはこの4月、鼻と喉の不調を訴えて入院し、欧州ツアーの予定を一旦キャンセルしていた。適切な治療によって美声を取り戻すのではないかと期待されたが、英・バーミンガム公演では相変わらず不調な様子。音程を外した瞬間に、堰を切ったかのようにブーイングの嵐と化していた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)