地球温暖化問題についての世界的な活動家として知られ、ノーベル平和賞にも輝いた米元副大統領アル・ゴア氏(62)が1日、妻ティッパーさんとの離婚を発表した。40年も連れ添ったのだから何も今さら…という感じもあるが、家庭内にはそれなりの氷河期があった様子だ。
アル・ゴア氏はビル・クリントン政権時、1993年から2001年まで副大統領を務めている。その時彼が手掛けた『情報スーパーハイウェイ構想』は、世の中にインターネットを普及させるきっかけとなっており、ナノ・テクノロジーの発展に多額の資金援助を決めたのも彼。 まさに “先見の明” の人なのである。
2006年から2007年にかけ、地球温暖化問題についての彼の講義の様子を映し出したドキュメンタリー映画、『不都合な真実』が世界中で公開され、人々に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しい。彼が環境問題に取り組むようになってすでに30年以上というから、あらゆる意味で驚きである。
さて、この度のゴア氏と妻ティッパーさんの離婚発表。これは二人が共通の友人に6月1日付けのEメールで委託したもので、そこには “大変長い時間をかけ、二人でじっくりと話し合った結果の別れです。家族のプライバシーを尊重し、どうか静かに見守って頂きたい。理由など細かいことは、今後も一切述べられません” とある。
二人は1970年に結婚、4人の子供たちはすでに成人し、2人の孫にも恵まれている。だが、“少し変わり者だ”と言う人もあるティッパーさんについて、シークレット・サービス・エージェントと情事を楽しんでいる、という噂が数年前に流れていた。このことが家庭内の “環境破壊” につながったかどうかは不明である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)