writer : techinsight

【ドラマの女王・番外編】視聴者はそんなに甘くない。韓国ドラマ「美男<イケメン>ですね。」ぶった斬り?褒めちぎり?言いたい放題座談会。

何度か本サイトでも取り上げてきた韓国ドラマ「美男<イケメン>ですね。」本当に面白いのか?妙に肩入れしてないか?とお疑いの皆様。Techinsight編集部はそんなに甘くはありません。良いものは良い。ダメなものはダメ。はっきり言わせていただくために、編集部で緊急座談会を開催した。かなりきわどい、ガチンコ本音バトルとなった座談会の一部始終をお届けすることとなった。なお、本座談会では直接ストーリーには触れていないので、気なる方はこちらから。

今回の座談会の出席者は、編集部一の韓流ドラマ好き記者・関原りあんと、一般視聴者代表としてドラマ大好き主婦のお二人・小山さおりさんと坂井佳代さん。そして会をしきるのは、韓流ドラマ興味ゼロの編集長・村上。
本当に本音でいってもいいのか!?と。すでに開始前から不穏な空気が漂っている座談会場で、村上が沈黙を破った。

村上:「会の冒頭から大変失礼ですが、私、韓流ドラマあんまり好きじゃないのですよ。でも見ましたよ。今日の座談会のために。」
全員:苦笑
関原:「どうでした?(笑)」
村上:「まあ、私の感想はいちばん最後に。まずは皆さんから」
小山:「私は面白かったですよ。これまでのようなお涙頂戴の韓国ドラマではなかったし。」
坂井:「最後もハッピーエンドだしね。韓流ドラマにありがちなドロドロがないから安心して笑って見ることができました。」
関原:「そうそう!そうですよ。面白かったですよ。」
村上:「・・・。皆さん、いちばん気になったキャラクターは?」
全員:「ジョン・ヨンファ!」
小山:「ジョン・ヨンファは日本で人気がでそう。脇から見守る男性って感じ。でも、ドラマ途中で草食から肉食に変わる姿がまたいい。」

ジョン・ヨンファは、本作では、日本の俳優でいうなら「花より男子」の花沢類役当時の小栗旬をほうふつとさせる役どころ。やはり女子軍は主演級より脇の華を選ぶのか。このジョン・ヨンファ。日本への留学経験もあり、最近日本語のHPもできたとのこと。かなり日本を意識した活動ぶりだ。

村上:「 ヒロインのパク・シネは?」
坂井:「日本人でいうなら堀北真希。」
全員:「納得」
関原:「全体的に『花より男子』と『イケメンパラダイス』を足して2で割ったようなドラマでしたね。」
村上:「結局日本のドラマの真似でしょ?」
関原:「いや・・まあその感もありますけど、でも本当面白かったですよ。」
坂井:「日本の月9にもってきてもぜんぜんいけると思う。」

詳細はこちらをご覧いただくとして、「美男<イケメン>ですね」は、男装した一人の女子をめぐって男子3人が恋の火花?を散らすというラブコメディ。お笑いの要素もかなり高く、たしかに、「冬のソナタ」や「天国の階段」などドロドロ系が主流とされてきた韓流ドラマとは一線を画すようだ。ただ、出演者がいずれも若手俳優ばかりで、日本ではまだまだ認知度が低い。

小山:「最初は知らない俳優ばかりだから、いまひとつ感情移入が難しかったけど、あとからどんどんはまってくる。」
坂井:「チャン・グンソク(主演)も回を追うごとに格好よくなっていくよね。」
関原:「一人一人の役どころのエピソードがしっかりしているし、脚本のテンポもいい。もう一度じっくり見たいドラマです。」
小山:「本当。全体のバランスもいいし、なにより、韓国俳優ってあんなに線が細くてきれいだなんて思わなかった。」
坂井:「最終話の余韻もよかったしね。」
村上:「なんかみなさんほめまくりですね。」
関原:「じゃあ村上さんは?」
村上:「・・。まあ夢オチとか、ドロドロ系じゃなく、しっかり最後まで視聴者をぐいぐい引っ張るストーリーと出演者はすごいと思いますけど・・。」
関原:「じゃあ、村上さん的にもこのドラマは“アリ”ってことですね?」
村上:「・・・。まあアリと言えばアリです。」

韓流ドラマ興味ゼロの編集長をも最終話までぐいぐい引っ張った「美男<イケメン>ですね」。最後に項目別に星の数で評価をしてもらった。(満点は5つ星)

・ハマリ度数:★★★★★
・もう一度見たい度数:★★★★★
・ラブ度数:★★★
・笑える度数:★★★★

これまでの韓流ドラマとはまた違った意味で「ハマって」しまうという意見が圧倒的だった「美男<イケメン>ですね」。いまのところ、日本での地上波での放送予定はないが、レンタルなどで見ることは可能だ。

お腹を抱えてたっぷり笑えて、ちょっと胸のトキメキもあり、なにより最後にみんながハッピーエンド。韓流ドラマはドロドロだしちょっと・・と敬遠していたあなた。編集部としては、心を明るくしたいとき、何も考えずに笑ってみたいとき、ぜひお勧めしたい一作として結論付けたのであった。
(TechinsightJapan編集部 井上 希)