3月のアキレス腱断裂により南アW杯出場の夢を絶たれ、打ちひしがれているデヴィッド・ベッカムに、俳優としての道が開けてきたようだ。この話、奥様のヴィクトリアが懸命に説得しているというから、まさに実現はそこまで来ている!?

いよいよファッション・デザイナーとしての地位を確立しつつあるヴィクトリア・ベッカム。ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、ロサンジェルスと、海を越えての活躍が期待されている。

音楽界には見切りをつけ、ビジネス・ウーマンとして歩み出した彼女は、スポーツ選手である夫について以前、“高収入ではあっても厳しい競争と勝負の世界。選手として完全燃焼した後に何も残らないようでは怖い” と語っていた。

確かにデヴィッドは、5月2日に35歳になるというまだ若い選手。今回のアキレス腱断裂による心身へのダメージは大きく、もしも彼が引退することになった後にも、サッカー同様に打ち込めるものがあれば何よりである。

ビバリー・ヒルズに暮らし、ハリウッド・セレブらと親交を深めてきたヴィクトリアらしく、そのようなデヴィッドに今、俳優への転身を考えるよう促していることを、英芸能誌『Now』が報じている。

彼女が夫に出演を勧めているのは、1981年のサッカー映画『Escape To Victory』のリメイク版とのこと。2005年には映画『Goal！』でカメオ出演を果たしたベッカムだが、主演というのはまた別のレベルの努力が必要。35歳にして突然の俳優デビューは可能であろうか。

彼自身はというと、あのカン高い声を大変気にしており、ルックスが良いだけでは俳優は務まらないとなかなか慎重な様子。天はやはりニ物を与えず、なのである。

渋い表情を見せているというデヴィッドだが、ヴィクトリアの説得に加え、親友トム・クルーズのサポートが期待されるため、恐らく俳優デビューが実現するのではないかと夫妻に親しい人は同誌に語っている。なお、TV界ではABCとディズニーが、彼に仕事をオファーしているという情報もある。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）