今や、世界が認める超人気歌手となったスーザン・ボイル(49)さん。シロウトっぽさが抜けず、飾りっ気のない外見と金銭感覚が嬉しいお方だが、彼女が徐々にワガママ発言を放つようになって来たそうだ。
1年ほど前のこと、オーディション番組『Britain’s Got Talent』の優勝決定戦が迫った頃にも、強いストレスから気性の荒い所を見せていたボイルさん。だが今回のワガママ発言は少し性質が違う。彼女のパーソナル・アシスタントを務めるジョアン・クロフォードさん(38)が、この度英紙『デイリー・メール』に漏らした話をご紹介したい。
49歳の誕生日でもある1日夜、読売日本交響楽団の「グランド・コンサート第二部」にゲスト出演するため、3月末に2度目の来日を果たしたボイルさん。31日夜には特別企画のバースデー・パーティが開かれ、1日のコンサートでは観客がHappy Birthdayを歌い、オーケストラとともに祝ってくれた。
すっかりご機嫌になり、日本を「ファンタスティックで美しい」と褒めまくっていたボイルさんだが、今とにかく超多忙な彼女はゆっくりすることも出来ず、2日には成田発ロンドン行きの飛行機に乗った。
ロンドン・ヒースロー空港から自宅のあるスコットランドまでは、常にプライベート・ジェットを利用しているというが、その時は空港が離発着で混雑する時間帯に重なってしまい、クロフォードさんが離陸の遅延を伝えると、ボイルさんは「何でダメなのよ!早く帰りたいのよ。どうにかなんないのっ!?」と、不快感と苛立ちをあらわにしたそうだ。
“オンの自分は注目の的” というストレスと闘っている分、有名人はその緊張から解放された場所では、自己中心的にもヒステリックにもなる。周囲もそんな時は感情を逆なでしないよう、気遣いも大変だ。
だがそれを承知しているあたり、さすがはパーソナル・アシスタントである。クロフォードさんは、短気を起こすボイルさんにも全く悪い感情は抱いていない。腰が低く過ぎる気の弱いご主人様というのも、仕えている方としては頼りないものなのかも知れない。
無理難題なことも “アタシが言ってんのに、それでもダメなの?” と言い放つのがセレブ。要するに、ボイルさんがセレブらしくなって来たということである。そろそろこちらでも、ボイルと呼び捨てにしてもヨロシイでしょうかね。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)