一連の愛人騒動で、一時はゴルフ界からの引退すら危ぶまれたタイガー・ウッズ（34）。だが彼はジョージア州オーガスタで間もなく開幕の『マスターズ』で、真剣に優勝を狙っている。最近また新たな愛人が発覚するなど、逆風が収まらない状況下での大会出場は厳しいものがあると人々は見ているが…。

タイガーのキャディーを務めるスティーヴ・ウィリアムズさんは、この度TVNZ（Television New Zealand）の取材に、マスターズ・トーナメントへのタイガーの意気込みなどをこう語った。

「もちろん優勝を狙いますよ。タイガーは勝てないと思うトーナメントには出ません。一瞬でも気を抜かない強い精神力。それが最後の最後まで続くのですから、やはり鋼のような強さですね。」

タイガーは少し前のインタビューで、“ギャラリーの反応には不安もある。バーディの際に拍手をもらえれば嬉しい” などと謙虚なことを語っていたが、その点はいかがであろうか。

「今回のギャラリーは特にタイガーのパトロンで固められるので、ヤジの心配は無いと言ってよいでしょう。4度も優勝したマスターズですから、タイガーの熱狂的なファンがウェイティング・リストにギッシリ並んでいますよ。」

ただ、彼が最もギャラリーから自分を見守っていて欲しいと望んだ相手である妻エリンさんは、それをきっぱりと拒み、大会開催中は子供とともにスウェーデンで過ごす予定でいる。

タイガーは2月に謝罪会見を済ませると、頭はすでに大会復帰のことでいっぱいになり、家族よりマリッジ・カウンセリングより、とにかくゴルフであったようだ。かつての愛人たちと同様、エリン夫人も夫のマスターズ復帰には、強い不快感を抱いていると言われている。

それにしても、マスターズ優勝で “見事な” カムバックを狙うとはさすがはランキング第1位の男、かなりの強気である。いや、科学的な裏付けに基づいている？何しろ余計な体力を、“他で使う” ことがなくなってしまったのだから…。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）