2003年の結婚以来、英国スクリーン界のゴールデン・カップルと呼ばれたサム・メンデス監督(44)と人気女優ケイト・ウィンスレット(34)が、残念ながら離婚する意志でいる。いわゆる円満離婚を主張しているウィンスレットだが、ここに至るまでの夫妻関係は傍目ほど良いものではなかったことが、徐々に分かって来ている。
昨年1月の第66回ゴールデン・グローブ賞で、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』により主演女優賞に輝いたウィンスレットは、「サムに心から感謝します」と幸せそうな笑顔を見せていた。だが昨年夏、テニスのウィンブルドン大会を揃って観戦していたのを最後に、夫妻が一緒にいる様子は一切確認されていないのも事実であった。
離婚の意志を発表したことは電撃的であったが、一緒の飛行機には乗らないなど、何かと不自然なことも多かったこの夫妻について、ウィンスレットの女友達は口々に、彼女の苦悩が長いものであったことをメディアに語り始めている。
「優しい男性であれば別でしょうけれど、スレ違い噛み合わなくなった年の離れた男性なんて難しいだけ。10歳の年の差、これがすべてよ。」
「結婚当時、ケイトは今度こそ永遠の愛を見つけたと幸せそうだったわ。でも赤ちゃんが生まれても、その面倒を見ているのは常にケイト。サムは家庭的で優しい父親だったとはちょっと言い難いわね。」
また2人に詳しい仕事の関係者は、「サムは関わっている仕事が退屈だったりストレスフルだったりすると、辟易としていることが表面に出てしまうタイプ。彼はそうした気分をそのまま家庭に持ち帰って爆発させてしまう、それがいけないんだよ」と、やはり監督を批判する。
また2008年公開の『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』は、二人三脚の作品であったにもかかわらず撮影当時にも関係は順調ではなく、この作品の呪いそのままに仲は加速的に冷えていったそうだ。
メンデス監督に他の女性の影がチラつき始めたという噂も、ウィンスレットに離婚を決意させたきっかけではなかろうか。現在彼は『007』シリーズ最新作に関わっているが、そこでボンドガールとなって登場する人気女優、レベッカ・ホールに夢中になってしまっていると囁かれているのだ。
一方のウィンスレットも、『タイタニック』以来仲が良く、『レボリューショナリー…』では久しぶりの共演となったレオナルド・ディカプリオに、あれこれ悩みを打ち明け相談していていたようだ。
なおウィンスレットには、映画監督ジム・スレアプレトンとの1998年の最初の結婚で生まれた娘ミアちゃん(9)、そしてメンデス監督との間に出来たジョー君(6)の2人の子供がいるが、親権は共有することが決まっており、約41億円と言われる共有資産の分割についても、裁判に持ち込むことは避けたいとしている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)